VOICE先輩の声
警察署の職員一人一人が
快適に働ける環境を整える。
三鷹警察署 警務係
主事
長崎県出身
中学生の頃から吹奏楽部に所属し、音楽を通して人の心を動かすことに魅了されて、短期大学の音楽学科へ進学しました。その後、警視庁音楽隊による演奏を聴いたことがきっかけで、自らの特技である音楽を生かしながら人々の暮らしを守る仕事に憧れを抱き、警察行政職員を志しました。一時は地元で働くことも考えましたが、首都・東京の治安維持が全国の安全・安心につながると考え警視庁を志望しました。現在、私は三鷹警察署の警務係員として、全ての職員が快適に働くことのできる職場環境を整備するとともに、都民からの電話応対や来署された方の受付業務などを行っています。
通勤手当や住居手当といった支給金の手続業務を担当し、手当に関連する職員の状況等を漏れなく把握し、各種手当を適切に支給することで、地域住民の安全・安心を守る職員一人一人の生活を支えられることにやりがいを感じています。また、私は人前で話すことに苦手意識を持っていましたが、令和5(2023)年1月、署員をはじめ大勢の地域住民や団体の方々が集う武道始式の司会を担当しました。当日を迎えるまで緊張が収まりませんでしたが、上司から的確なアドバイスを頂き無事に進行を務めることができた経験は、大きな自信につながりました。
1日に来署される地域住民の方々は数百人に上り、被害に関する相談や遺失届・拾得物の届出など、その用件は多種多様です。不安を抱えて来署される方も多いため、初めに接する警察職員として少しでも安心感を与えられるよう、笑顔を絶やさず親身な応接を心掛けています。無事に担当の課に案内をして、来署者の悩みを解消できた際には「ありがとう」と感謝の言葉を頂く機会も多く、日々のモチベーションとなっています。また、警務係は幅広く業務を担当するため、優先順位を見極めることも大切ですので、丁寧かつ効率よく業務を進めています。
今後は警務係員としてより一層、署員の円滑な業務を支えていくとともに、音楽を通して交通安全教育や特殊詐欺被害の抑止に貢献していくことが目標です。そして、警察行政職員として幅広く業務を経験し、自らの能力を最大限に発揮できる環境で都民のために活躍し続けたいです。
休日は同じ寮に住む同期や、上京した学生時代の友人と過ごすことが多く、近場の商業施設で買い物をするなどゆったりとした時間を過ごしています。また、大学時代までトランペットを演奏していたので、トランペットの音色を奏でてリフレッシュをしています。