令和6年度警視庁採用サイト Metropolitan Police Department

VOICE

組織犯罪対策犯罪収益対策

資金の流れを分析し
犯罪収益を剝奪する。

PROFILE

犯罪収益対策課 犯罪収益捜査情報係
巡査長
埼玉県出身

平成27(2015)年
入庁 
池袋警察署へ卒業配置 地域第一係
平成29(2017)年
民間企業委託研修(財務) 
簿記検定二級(商工会議所)取得
平成30(2018)年
刑事組織犯罪対策任用科 
留置係 鑑識係 知能犯捜査係
令和元(2019)年
組織犯罪対策総務課へ配置換 庶務係
令和2(2020)年
捜査第七係 
民間企業委託研修 
(情報通信技術応用コース)
令和3(2021)年
捜査第四係
令和4(2022)年
犯罪収益対策課へ配置換 
犯罪収益捜査情報係 
民間企業委託研修 
(サイバー犯罪対策技術)

入庁の経緯と現在の仕事

人々の安全な暮らしを支える警察官の仕事に魅力を感じていました。特に、首都・東京の治安を守るため、充実した人員や装備を有する警視庁の組織の大きさと強さにひかれて志望しました。犯罪収益対策課は、暴力団などの犯罪組織から犯罪収益剝奪を目的に創設された全国警察初の専門部署です。犯罪収益剝奪に向け、マネー・ローンダリング事件やクレジットカードをはじめとする各種決済を悪用した事件の捜査、金融機関などからの情報を基に犯罪を解明して被疑者検挙に結び付ける犯罪情報の分析などを行っています。私は情報分析担当として、金融取引状況などの断片的な情報を組み合わせて分析し、隠れた犯罪を白日の下にさらして予想される罪名や捜査事項をまとめ、被疑者検挙につなげています。

担当業務のやりがい

犯罪収益剝奪に特化した犯罪収益対策課は、警視庁のみ設置されている部署であり、全国警察をリードする責務を担っています。事件は被害者の申告によって発覚することが多いですが、犯罪収益対策課では資金の流れを分析することで、「埋もれている犯罪」を掘り起こしていきます。被疑者の逃げ得を許さず、検挙できることがこの仕事の醍醐味です。また、自分が携わった情報分析によって、組織犯罪対策部門はもちろん、刑事や生活安全などの他部門にも有効な情報を提供するなど、部門を超えた仕事ができるのも魅力です。

仕事をする上で
大切にしていること

首都・東京は、我が国の中心であるがゆえ、犯罪組織が保有する資金や情報が集中しており、また犯罪件数や規模も大きく新たな手口による犯罪も数多く発生しています。困難なことも多くありますが、キャッシュレス決済や暗号資産など時代の変化を敏感に捉えて対応していく必要があるため、幅広い知識の習得に努め、何より何事にも恐れないチャレンジ精神、どんなことがあっても自分に負けないという強い気持ちを持ち続けることを大切にしています。

これからの目標

自分の特技であるパソコン技能を生かしつつ、知識を広げて収益の面から犯罪組織の壊滅に貢献したいと思っています。犯罪組織に負けないよう、ブロックチェーンや暗号資産、IoTなどICT技術を日々勉強し、悪用されることがあれば即応して検挙することができる捜査員となれるよう最大限の努力をしていきます。

SCHEDULEある1日のスケジュール

6:00
起床、朝食
8:30
出勤、朝会
9:00
警察署などからの照会、問合せの対応
11:00
警察署へ捜査情報提供
12:00
休憩、昼食
13:00
金融取引情報などの分析捜査
16:30
書類作成
17:15
退庁、職場で同僚と筋トレ
19:00
帰宅、夕食
20:00
家族と団らん
21:00
昇任試験勉強
23:00
就寝

HOLIDAY休日の過ごし方

絶品料理を家族にふるまう

結婚をきっかけに料理を始めました。コロナ禍で外食できなかった時に居酒屋のメニューを再現してみたら妻に絶賛され、それ以来お店の再現レシピを作るのにハマっています。また、休日には私が作ったお弁当を持って家族とピクニックに出掛けています。毎回、妻や子供たちが「今日はどんなお弁当だろう?」と楽しみにしてくれています。