VOICE先輩の声
総理大臣官邸を守り抜く
「最後の砦」。
警護課
総理大臣官邸警備隊 第三中隊
巡査長
神奈川県出身
父が警視庁警察官として働いていたことや、兄と姉もそれぞれ警視庁の警察官・警察行政職員として活躍していたこともあり、自分も同じ警視庁でいつかは尊敬する家族を超えたいと思い、警視庁警察官を志望しました。総理大臣官邸警備隊は、総理大臣官邸を24時間365日警備しています。私は、官邸入り口において、官邸に出入りする車両や人のチェック、不審物の検索などを行うほか、総理大臣や政府閣僚など警護対象者の訪問先に先着して不審者や不審物がないか確認するなど、身辺警護を行うSPなどと連携しながら周辺警護に当たっています。
国や政治の中枢である総理大臣官邸を守る仕事に従事できるのは、やりがいであり誇りでもあります。官邸には毎日多くの人が訪れるため、その入り口の警備はまさしく官邸における「最後の砦」です。常に気を張り続けながら警戒に当たり、万が一、官邸を訪れたのが不審者であれば官邸周辺を警備している機動隊員と連携して職務質問を行うなどして不審点を解明します。また、警護の現場においても、常に緊張感を切らさず、警護の基本を徹底することで事件・事故を未然に防ぐよう努めています。何事もなく警備を完遂した時には達成感が得られます。
誰に対しても常に謙虚な姿勢でいることを忘れないようにしています。特に、警護の現場は常に注目されている場所でもあるため、言葉遣いや身だしなみも含めて丁寧な対応を心掛けています。また、先着警護では現場が毎回異なることから、常に頭の中で様々なケースをシミュレーションすることにより、突発的なことがあっても冷静に対処できるよう努めています。
官邸警備隊員として経験を積み、ゆくゆくは国内外の要人の身辺を警護するSPになることが目標です。また、剣道や逮捕術などの術科訓練に力を入れ、心身の鍛練を継続するほか、巡査部長の昇任試験に合格できるよう毎日勉強に励んでいます。
趣味はコーヒーです。家族と散策を兼ねてコーヒーショップを訪れ、豆を購入するのが楽しみです。自分で豆を挽いたコーヒーはおいしいです。また、夏休みを利用し、子供が生まれてから初めて家族旅行で山中湖に行き、自然を満喫してきました。