VOICE先輩の声
白バイの機動力を生かし
安全な交通社会の
実現を目指す。
第九方面交通機動隊
第三中隊
巡査部長
福島県出身
地元県警察で白バイ隊員として正義感を胸に働く父の背中を見て育ったことから、幼い頃より警察官への憧れを抱いていました。そして、高校時代まで熱中していた野球で日本一を獲得できなかった悔しさを、白バイ隊員として日本一の運転技術を身に付けることで晴らしたいと考え、警察組織において日本一の規模を誇る警視庁を志望しました。現在は、第九方面交通機動隊の一員として多摩・八王子地区などの西東京エリア一帯で白バイや交通パトカーの機動力を生かし、交通事故を未然に防ぐための交通指導取締りや安全指導、交通事件や事故の処理を行っています。
首都・東京の安全・安心な交通社会を実現するため、憧れであった白バイ隊員として充実した日々を送っています。交通違反者の理解を得ることは決して簡単ではありませんが、心情に寄り添った誠実かつ丁寧な対応を心掛け、道路交通法を守ることの大切さを伝える際にはやりがいを感じます。また、私は、平成26(2014)年に第四方面交通機動隊(現 第二交通機動隊)へ配属されてすぐ白バイ本部特別訓練員に選抜され、約3年半の厳しい訓練を経て、平成29(2017)年度全国白バイ安全運転競技大会に出場しました。団体優勝と個人総合第3位の成績を収め、運転技術に大きな自信を持つことができました。
自転車や電動キックボードの交通指導取締りにいち早く注力するなど、警視庁は他道府県警察の模範として日本全体の安全な交通社会をリードする役割を担っています。そんな警察組織の一員として、日本一の運転技術と取締り能力を身に付けるという目標を持ち、1件でも多くの交通事故を減らすため尽力できる日々に誇りを感じます。小さな交通違反が大きな交通事件や事故につながるため、常に周囲に目を配り、全てのドライバーに緊張感を与える存在となれるよう凛としたたたずまいであることを大切にしています。
白バイ本部特別訓練員などで培った経験を生かし、今後は指導員として、白バイ隊員に欠かせない高度な運転技術や、その根底にある思いを後輩たちに引き継いでいくことが使命と考えています。そして、その中から全国白バイ安全運転競技大会で日本一を獲得する白バイ隊員を輩出することが目標です。今後も組織一丸となり、都民の安全・安心を守り続けていきたいです。
休日は、2児の父として家族と過ごす時間を大切にしています。最近は、子供たちの成長を感じながらリフレッシュできる近所の公園でのデイキャンプにハマっています。もう少し子供たちが大きくなったら一緒に一泊キャンプに挑戦したいと考えており、キャンプ道具を少しずつ買いそろえることに喜びを感じています。