更新日:2022年9月8日
王子警察署管内の特殊詐欺
王子署管内では、本年上半期(令和4年1月から6月)特殊詐欺の被害件数は22件、被害総額は約3,300万円に上る特殊詐欺被害がありました。また、警察官や金融機関等による被害未然防止は20件あり、7月以降も被害は発生しています。
今なお、区役所職員を名乗り「医療費の還付金があります。」や、警察官を名乗り「あなたのカードが不正に利用されています。」、息子や孫を名乗り「カバンを失くした。お金が必要。」などといった騙しの電話(アポ電)が後を絶ちません。
最近では、国税庁職員やNTTカスタマーセンターなどを名乗り「税金が未納です。」「未払いの料金があります。」などのメールを携帯電話に送り付けてくる手口が増えていますのでご注意ください。
王子署管内の特殊詐欺被害の内訳は下表の通りです。
詐欺の手口 |
被害件数 |
---|---|
還付金詐欺 | 5件 |
預貯金詐欺 | 6件 |
オレオレ詐欺 | 5件 |
架空請求詐欺 | 2件 |
その他 | 4件 |
計 | 22件 |
地域ごとに被害発生状況を色分けしたものは下記の地図の通りです。(令和4年6月30日現在)
特殊詐欺発生状況(令和4年上半期)(PDF形式:1,051KB)
王子警察署管内で多発している特殊詐欺について
特殊詐欺の手口の中で、王子署管内で発生の多い4種類の特殊詐欺について説明します。
還付金詐欺
医療費、税金、保険料等について「還付金があるので手続きしてください。」などと言って、被害者を無人ATMコーナー等へ誘導し、携帯電話機で指示をしながらATMを操作させて、被害者の口座から犯人の口座に送金させる手口です。
ATMで医療費・保険料は戻りません。
ATMコーナーでの携帯電話の使用はご遠慮ください。
預貯金詐欺
警察官、銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が犯人に利用されています。キャッシュカード交換手続きが必要です。」などと言って、暗証番号を聞き出し、キャッシュカード等をだまし取る(脅し取る)手口です。
詐欺の電話には必ず「お金」「カード」等のキーワードがあります。
おかしいなと思ったら、すぐに電話を切ってください。
オレオレ詐欺
息子や孫等の親族を名乗り、「鞄を置き忘れた。小切手が入っていた。お金が必要だ。」などと言って、現金が至急必要であるかのように信じ込ませ、現金をだまし取る(脅し取る)手口です。
「誰にも言わないで」「今なら間に合います」は、詐欺犯人があなたをだますための決めセリフです。
一度電話を切り、家族の方に電話を架け直すようにしましょう。
架空請求詐欺
有料サイトや消費者料金等について、「未払いの料金があります。今日中に払わなければ裁判になります。」などとメールやハガキ(封書)を送り付け、金銭等だまし取る(脅し取る)手口です。
最近は、国税庁やアマゾン、〇〇カスタマーサービスなど様々な業者を名乗ってメールを送り付けてきます。
必見!特殊詐欺被害防止対策
「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」などの撃退に効果的な対策を紹介します。以下のいずれかの対策をとることをお勧めします。
自動通話録音機の設置
自動通話録音機は、自宅に電話がかかってきたとき、呼出音が鳴る前に、相手に対して「通話内容を録音します」旨のメッセージが流れます。犯人は、録音されることを嫌うため、電話を切ることが期待できます。
現在、自動通話録音機は、主として65歳以上の方を対象に無料で貸出を行っています。(数に限りがあります。)
迷惑防止機能付き電話機の設置
上記の自動通話録音機で流れるメッセージが内蔵された電話機であるため、自動通話録音機を新たに設置する必要がありません。新たに電話機を交換する際は、迷惑防止機能付き電話機の購入をお勧めします。
留守番電話の設定
留守番電話に設定していれば、ほとんどの犯人は電話を切ります。更に、呼出回数を2回以下に変更することで、電話に出る前に留守番電話に接続され、犯人と会話をせずに済みます。呼出回数は短縮設定にすることも併せてお勧めします。
被害防止には、直接電話に出ないことが重要です。
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情報発信元
王子警察署
電話:03-3911-0110(署代表)
