更新日:2024年4月1日
ゾーン30は、生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とした交通安全対策の一つです。
区域(ゾーン)を定めて時速30キロの速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内におけるクルマの走行速度や通り抜けを抑制します。
なぜゾーン(区域)なのか
交通安全対策の多くは、道路(線)や交差点(点)の問題解消等に主眼をおいて対策を行っています。
これに対してゾーン(区域)で行う対策は、幹線道路等で囲まれた住居地域全体に交通規制や安全対策を実施することで、その地域の人が、クルマからおびやかされることなく安心して生活できる区域をつくることを目的としています。
ゾーン30プラスとは?
ゾーン30プラスとは、生活道路における人優先の安全・安心な通行空間の整備の更なる推進を図るため、最高速度30キロ毎時の区域規制と、狭さくやスラローム等の物理的デバイスの適切な組合せにより交通安全の向上を図ろうとする区域のことをいい、警察と道路管理者が連携して全国的に整備を進めているものです。
出典「生活道路の交通安全対策ポータル」(国土交通省)
「生活道路の交通安全対策ポータル」(国土交通省)(外部サイト)
警視庁、墨田区、国土交通省東京国道事務所が連携し、墨田区内において、都内初となる「ゾーン30プラス」の運用を開始しました。
物理的デバイス設置前
物理的デバイス設置後
整備区域は?
警視庁管内では、平成23年度から令和5年度までに456区域を整備しています。
整備区域(昭島市、立川市、国立市、東大和市、武蔵村山市、府中市、小金井市、国分寺市)
整備区域(東久留米市、西東京市、小平市、東村山市、清瀬市、武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市)
整備区域(青梅市、西多摩郡、あきる野市、福生市、羽村市、八王子市、町田市、日野市、多摩市、稲城市)
どのような交通規制になるの?
ゾーン30という名前のとおり、区域(ゾーン)は最高速度30キロの速度規制です。
また、必要に応じて一方通行や通行禁止などの規制を実施することがあります。
道路の幅によって交通事故に違いがあるの?
幅の狭い道路では、歩行者や自転車が死傷する事故の割合が高くなります。
どうして30キロなの?
歩行者と車両の交通事故では、車両の速度が時速30キロを超えると致死率が急激に高くなります。
効果検証
規制速度遵守率(30キロメートル毎時以下の割合)は全体で12.2ポイント向上。
区域内で自動車を運転する際の意識変化。
広報ツール
ゾーン30ポスター「運転手さん、30キロ以下で走ってね」(PDF形式:4,526KB)
ゾーン30チラシ「知ってますか?ゾーン30」(PDF形式:3,709KB)
問合せ先
ゾーン30の実施や対策内容に関して
管轄する各警察署の交通課
ゾーン30全般に関して
警視庁交通部 交通規制課 規制第二係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
情報発信元
警視庁 交通規制課 都市交通管理係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)