更新日:2024年12月1日
交通違反の取締りは、なぜ行われているのか?
交通事故により、依然として多くの尊い命が失われています。
交通事故は、誰もが当事者になり得る身近な危険で、突然、家族の幸せを奪います。
交通事故の原因となる違反は、飲酒運転、児童の安全を脅かすスクールゾーンでの通行禁止違反、速度違反、信号無視や歩行者妨害などの交差点違反、自転車の違反等、その内容は様々です。
警視庁では、都民・国民を交通事故の脅威から守り、安全で快適な交通社会を実現するため、交通事故につながる交通違反の指導取締りを実施し、都内における交通事故を防止してまいります。
12月中の主な取締内容と理由
速度違反の取締り
日時等
実施場所の交通事故実態に応じた時間
場所等
幹線道路等
理由
速度超過による交通事故を防止することと、規制速度の遵守が交通事故の被害軽減に大きな効果があるため、当該路線等において速度違反の取締りを実施します。
重点取締場所での取締り
日時等
実施場所の交通実態等に応じた時間
場所等
交差点等
理由
交通ルールの遵守や安全意識の向上を図り、交通事故を防止するため、当該重点取締場所等において取締りを実施します。
横断歩行者妨害違反の取締り
日時等
終日
場所等
都内一円
理由
横断歩道における歩行者の優先については、道路交通法において、「車両等は、横断歩道に近づいたとき、横断する人がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければならない。また、歩行者が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道の手前で一時停止をして歩行者に道を譲らなければならない。」と定められています。
しかし、実情は、車両等の運転者の多くが、進路前方の横断歩道で歩行者が横断しようとしているのを認めながらも、横断歩道の直前で一時停止をすることなく進行していることから、横断歩道における歩行者保護の意識向上と横断歩行者妨害違反による交通事故を防止するため、横断歩道における横断歩行者妨害違反の指導取締りを実施します。
通学路の取締り
日時等
児童の登下校の時間帯
場所等
通学路等
理由
児童の安全確保と交通事故防止のため、スクールゾーンや通学路等において、交通違反の未然防止に主眼を置いた声掛けと注意喚起による交通安全指導を行うとともに、通行禁止違反のほか、横断歩行者妨害違反や実勢速度低減を図るための速度違反等の取締りを実施します。
飲酒運転の取締り
日時等
飲酒実態に応じた時間
場所等
繁華街周辺、幹線道路、高速道路出入口付近、裏通り等
理由
年末は飲酒の機会が増え、飲酒運転に起因する重大交通事故の発生が懸念されることから、電動モビリティをはじめとする全ての車両運転者による飲酒運転の根絶に向け、取締りを強化します。
二輪車の取締り
日時等
終日
場所等
都内一円
理由
交差点及びその付近において二輪車関与の交通事故が増加していることから、信号無視や横断歩行者妨害等の交差点違反のほか、速度違反の取締りを実施します。
自転車の取締り
日時等
終日
場所等
都内一円
理由
交通ルールを守らない自転車利用者が関与する交通事故が多発していることや、危険な走行に対して取締りを望む声が高まっていることから、重大交通事故に直結する信号無視、一時不停止、右側通行及び歩道の通行方法などの交通違反に重点を置いた指導警告及び取締りを強化します。
また、改正道路交通法の「自転車の酒気帯び運転等の禁止」と「自転車の携帯電話使用等」の規定が施行されたことから、これらの交通違反についても指導取締りを実施します。
電動モビリティの取締り
日時等
終日
場所等
都内一円
理由
交通ルールを守らない特定小型原動機付自転車等の電動モビリティ利用者が関与する事故が多発していることや、悪質危険な走行に対して取締り要望があることに加え、改正道路交通法の施行により、ペダル付き原動機付自転車を、ペダルを用いて走行させる行為が自動車又は一般原動機付自転車の運転に該当することが明確化されたことから、引き続き、悪質性・危険性の高い飲酒運転や信号無視等の指導取締りを実施します。
その他の取締り
上記のほか、重大交通事故を防止するため、事故多発時間帯の取締り、「ゾーン30」や「学校周辺地区」等の生活道路等におけるランダムな取締り等、交通事故実態や交通情勢に応じて各種交通指導取締りを実施します。
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情報発信元
警視庁 交通執行課 執行第二係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)