更新日:2023年3月23日
都内・全国の交通事故死者数構成率
2022年中の都内の交通事故による死者数は132人(-1人)で、そのうち二輪車(原動機付自転車を含む)乗車中の交通事故死者数は40人(+5人)でした。
都内の二輪車乗車中の交通事故死者は、全体の 30.3パーセント(+4ポイント)を占め、全国平均の16.7パーセントよりも高くなっています。
(注記)括弧内は前年比
(警視庁交通総務課集計)
全交通事故死者数に占める二輪車乗車中の交通事故死者数構成率の推移
都内の二輪車乗車中の交通死亡事故
通行目的別
2022年は、通勤時(出勤と退勤の合計)の事故が全体の37.5パーセントでした。過去5年平均でも、通勤時は43.6パーセントと高い割合となっています。
発生月別
2022年は、10月に6人と多くなっています。過去5年平均では、7月以降秋にかけて増加する傾向が見られます。
年齢層別
2022年は、「50歳代」が14人と多くなっています。
事故類型別
2022年と過去5年平均ともに、「単独」が最多で、次いで「右折時」、「出会頭」の順となっています。速度を控え、交差点では確実な安全確認を行いましょう。
致命傷部位
2022年と過去5年平均ともに、「頭部」が最多で、次いで「胸部」、「腹部」の順となっています。このため、二輪車に乗車する際はこれらの「頭部」、「胸部」、「腹部」といった致命傷部位をしっかりとガードすることが大切です。しかし、2022年中に発生した二輪車乗車中の死亡事故の27.5パーセントで事故の際に頭からヘルメットが外れていました。また、当庁で実施した調査で、胸部プロテクターの着用率は、約8.9パーセントにとどまりました。事故の際に被害を軽減させるためには
- ヘルメットのあごひもをしっかり締める
- 胸腹部を守る胸部プロテクターを着用する
の2点がとても大切です。
情報発信元
警視庁 交通総務課 交通安全対策第二係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)
