更新日:2025年9月3日
調査日時、方法
2025年7月から8月にかけて各警察署における街頭活動を通じて二輪車利用者から聞き取り調査を実施
(注記)グラフの数値は小数点第二位を四捨五入したものです。
ヘルメットのあごひもの結束状況等(調査人数 3,344人)
ヘルメットの形状別着用者の割合

2025年は、「半キャップ型」が増加し、「フルフェイス型」が減少しました。
あごひもの結束状況

2025年は、「適正に結束」の割合が微増となりました。
ヘルメット形状別の不適正な着用の割合
「ゆるく結束」、「結束なし」の割合
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フルフェイス型 10.6パーセント
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ジェット型 23.4パーセント
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半キャップ型 34.3パーセント
「半キャップ型」は、34.3パーセントが不適正な着用で最も高くなっています。
二輪車乗車中死者のヘルメット脱落状況

(2022年、2023年、2024年の合計死者数には、それぞれ1人ヘルメット非着用を含む。)
過去3年の二輪車乗車中死者のヘルメットの脱落割合は、25.4パーセントとなっています。
胸部プロテクターの着用状況(調査人数 3,344人)
胸部プロテクター着用率
9.9パーセント
胸部プロテクター着用率の推移

2025年は、9.9パーセントで、前年から0.1ポイント増加しました。
着用プロテクター種類別

胸部プロテクターを着用しない理由

2025年は、2024年と同様に「着用が面倒」が最も多くなっています。また、「プロテクターを知らない」の割合は1.8ポイント増加しました。
二輪車乗車中死者の損傷主部位(構成率)

2024年は、「胸部」が最も多く、次いで「頭部」が多くなっています。
頭部、胸部、腹部の合計が約7割を超えており、これらの部位をしっかりと保護する事が重要です。
あなたの装備は大丈夫ですか?
ヘルメットについて
今回の調査では、ヘルメットのあごひもについて「ゆるく結束」や「結束なし」の不適正な人の割合が22.9パーセントと前回調査より2.7ポイント減少しました。
せっかくヘルメットをかぶっていても、あごひもをきちんと結束していなければ、事故の衝撃でヘルメットが脱落してしまい、頭部に重大な損傷を負ってしまいます。
また、過去3年では、二輪車乗車中事故の死者のうち約3割でヘルメットが脱落しています。
ライダーにとってヘルメットのあごひもは命綱!バイクに乗る前には、しっかり締めることが大切です。
胸部プロテクターを着けましょう。
ライダーの皆さん、胸部プロテクター着けていますか?
四輪車と異なり、二輪車はライダー自身を守る装備が必要です。
二輪車乗車中の事故死者の損傷主部位は、頭部に次いで多いのが胸部と腹部となっており、重大事故を防ぐためにはこれらを保護することがとても大切です。
胸部プロテクターを着用しない理由として、「面倒だから」とか「値段が高いから」という回答が多くなっていますが、ライダーの命を守る装備の方が大切ではありませんか?
現在は、簡単に装着できるタイプや手頃な価格の物など、さまざまなタイプの胸部プロテクターがありますので、是非着用しましょう。
情報発信元
警視庁 交通総務課 交通安全対策第二係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)



