更新日:2022年9月12日
調査日時、方法
2022年7月から8月にかけて各警察署における街頭活動を通じて二輪車利用者から聞き取り調査を実施
ヘルメットのあごひもの結束状況等(調査人数 3,197人)
ヘルメットの形状別着用者の割合
前回調査と比較し、「ジェット型」が微増となり、「フルフェイス型」と「半キャップ型」が微減となりました。
あごひもの結束状況
前回調査と比較し、「適性に結束」が2.6ポイントの増加となりました。
ヘルメット形状別の不適正な着用の割合
「ゆるく結束」、「結束なし」の割合
フルフェイス型 15.6パーセント
ジェット型 23.5パーセント
半キャップ型 36.4パーセント
「半キャップ型」では、36.4パーセントが不適正な着用でした。
二輪車乗車中死者のヘルメット脱落状況
(2020年、2021年の合計死者数には、それぞれ1人ヘルメット非着用を含む。)
過去3年では、「半キャップ型」の脱落割合が40.0パーセントと最も高くなっています。
胸部プロテクターの着用状況(調査人数 3,174人)
胸部プロテクター着用率
8.9パーセント
胸部プロテクター着用率の推移
2022年の着用率は8.9%で、前回調査と比較して0.3ポイントの微増となりました。
着用プロテクター種類別
胸部プロテクターを着用しない理由
2022年も、「着用が面倒」が最も多くなっています。
二輪車乗車中死者の損傷主部位(構成率)
2021年は、頭部の割合が過去3年平均よりも多くなっています。
あなたの装備は大丈夫ですか?
ヘルメットについて
今回の調査では、ヘルメットのあごひもについて「ゆるく結束」や「結束なし」の不適正な人の割合が24.7パーセントもありました。
せっかくヘルメットをかぶっていても、あごひもをきちんと結束していなければ、事故の衝撃でヘルメットが脱落してしまい、頭部に重大な損傷を負ってしまいます。
また、過去3年では、二輪車乗車中事故の死者のうち33.3パーセントでヘルメットが脱落しています。
ライダーにとってヘルメットのあごひもは命綱。指が1本入る程度にきちんと締めましょう。
胸部プロテクターを着けましょう。
四輪車と異なり、二輪車はライダー自身を守る装備が必要です。
二輪車乗車中の事故死者の損傷主部位は、頭部に次いで多いのが胸部と腹部となっており、重大事故を防ぐためにはこれらを保護することがとても大切です。
胸部プロテクターを着用しない理由として、「面倒だから」とか「値段が高いから」という回答が多くなっていますが、ライダーの命を守る装備の方が大切ではありませんか?
現在は、簡単に装着できるタイプや手頃な価格の物など、さまざまなタイプの胸部プロテクターがありますので、是非着用しましょう。
情報発信元
警視庁 交通総務課 交通安全対策第二係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)
