更新日:2022年9月9日
震災に万全の備えを
平成16年10月23日発生の新潟中越地震では、新幹線の脱線等大きな被害が発生し、また12月26日にはスマトラ沖の巨大地震では津波が発生、史上空前の被害が出ました。
最近の国内の地震では、家具が倒れタンスの下敷きになり怪我をした人がたくさんいました。
- 寝室にはなるべく家具を置かないようにしましょう。
- タンスの上には物を置かないようにしましょう。
- 家具等は壁や天井に固定して倒れないようにしましょう。
平成15年の宮城沖地震では、ブロック塀・石塀・門柱が倒れて18名が亡くなりました。また、阪神・淡路大地震では、ビルが倒壊してたくさんの窓ガラスが落ちてきました。
- 自動販売機やブロック塀など、倒れやすいものには近づかないようにしましょう。
- 落下物から身を守るため、堅牢な建物や、広い広場へ避難しましょう。
- 垂れ下がった電線は危険です。注意しましょう。
当署管内においても、平成12年7月1日に神津島沖地震(神津島震度6弱)が発生し、残念ながら死者1名の犠牲者が出てしまいました。更に、平成12年6月から約1年にわたり新島・神津島地震(群発地震)が続き、6月には約8,200回、7月には3,600回の地震が連続発生しています。
穏やかな当署管内においても大震災は他人事ではありません。
日頃から充分な対策と、しっかりとした心構えを持ちましょう。
平成13年に東京で関東大震災クラスの大震災が発生したとの想定で、警視庁が実施したアンケートを分析すると、5割の人が「食料不足」が発生すると回答しています。
- 飲料水と食料は最低3日分は用意しておきましょう。
- 飲料水は1日3リットルが目安です。
- 非常持ち出し品はリュックサックに入れるなどして、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。
阪神・淡路大震災では、電話線の切断により通話ができなかったり、安否の問合せなどで電話が一時大混乱しました。
家族みんなで避難先や連絡方法などを相談しておきましょう。
NTTの「災害用伝言ダイヤル」を覚えて活用しましょう。
録音
171+1+市外局番+自宅の電話番号
再生
171+2+市外局番+自宅の電話番号
津波にご注意ください
当署管内(新島、式根島、神津島)は海に囲まれた風光明媚な場所です。海からは多くの恵みを受け、また様々な楽しみを与えられています。しかしながら、海は災害現場にもなります。
スマトラ沖発生の地震では、津波による被害がアジアだけでなく遠くアフリカにも及びました。震源地が海面下の地震は津波の発生率が高く危険です。
津波は猛スピードで襲ってきます。津波が見えてからでは逃げ切れません。
1度だけではありません。2回、3回と繰り返し襲ってくる上、大きくなります。
海岸の地形などにより数倍から10倍にも大きくなります。急いで高い場所に避難しましょう。
高台などの安全な場所へ避難しましょう。
- 地震が起きたら、一刻も早く海からできるだけ遠くに、少しでも高い所に避難するのが原則です。
- 津波警報・注意報が発令されたらただちに海岸から離れ、急いで高台などの安全な場所に避難する。
- 南海トラフ地震の警戒宣言が発令されたらただちに海岸から離れ、急いで高台などの安全な場所に避難する。
新島警察署管内は南海トラフ地震に伴う「地震防災対策強化地域」に指定されています。
想定されている南海トラフ地震が発生した場合、新島・式根島・神津島で最大約30m級の大津波が約15分程度で到達すると想定されています。
テレビやラジオで流れる警報・注意報に注意しましょう。
神津島村ではケーブルテレビ(神津島テレビ)でも警報・注意報を放送しています。
新島村では各世帯や各事業所に緊急行政無線の受信機を設置して警報・注意報の伝達をしています。
平成5年1月発生の北海道南西沖地震では、地震発生から5分以内で奥尻島に津波が来襲し、死者202名、行方不明者28名の犠牲者がでました。地震があったら「津波」に対する用心が必要です。
- 海の近くで地震を感じたり、津波警報・注意報が出たら、すぐに高台などへ避難しましょう。
- 津波は繰り返し押し寄せます。津波警報・注意報が解除になるまで海辺に近づかない。
情報発信元
新島警察署
電話:04992-5-0381(署代表)