更新日:2024年6月27日
痴漢をはじめとする性犯罪は、個人の尊厳を踏みにじる重大な犯罪行為であり、決して許されるものではありません。
社会全体で痴漢等撲滅の機運を向上させ、その未然防止を図ることが重要です。
被害防止対策
被害事例
- 徒歩で帰宅途中、声をかけられて後方から抱きつかれた。
- コンビニエンスストアでの買い物から帰宅して玄関を開けたところ、後ろから体を触られた。
- 同じエレベーターに乗っていた男に自宅前まで追従され、鞄から鍵を出そうとしたところ後ろから抱きつかれた。
- エレベーターに続いて乗ってきた男に背後から抱きつかれた。
- 自宅のドアに施錠をしないまま就寝してしまったところ、目を覚ますと近くに男が立っていた。
被害防止の対策
- 「メールけいしちょう」や「デジポリス」から犯罪発生情報等を入手し、被害に遭わない行動を心がけましょう。例えば、事件の発生が多いところは避けて通ったり、デジポリスの防犯ブザー機能がすぐ利用できるようにスマートフォンを手に持つようにしましょう。
- 夜道を歩くときは、人通りの多い道や明るい道を歩くようにし、「スマートフォンを操作しながら」「音楽を聴きながら」などの「ながら」歩きは周囲の状況がわかりにくくなるのでやめましょう。
- 家が近くても気を緩めず、後をつけられているなどと不安に思うことがあるときは、近くのコンビニエンスストアなどに逃げ込み助けを求めるか、110番通報をしましょう。
- エレベーター内では、非常ベル等のボタンが押せる場所に立ちましょう。
- オートロックのマンションであっても、室内にいるときはドアに施錠をしましょう。
- 就寝時は、2階以上の部屋であっても窓を閉めて施錠をしましょう。
- 電車に乗るときは、女性専用車両を利用したり、ドア付近等の混雑の激しい場所は避けるようにしましょう。
- 盗撮被害に遭わないために、エスカレーター等を利用するときは、不自然に背後に近づいてスマートフォン等を操作している人がいないか気をつけましょう。
防犯チェックポイント(女性のための防犯対策)(PDF形式:826KB)
子供・女性の被害防止、防犯ボランティアの活動促進(外部サイト)
被害に遭ってしまったときは
- 防犯ブザーを鳴らす、大声を出すなどして周囲に助けを求めましょう。
- 迷わず、速やかに110番通報をしてください。
デジポリスの活用
警視庁防犯アプリ「デジポリス」には、痴漢撃退機能が搭載されています。
被害に遭われた方
デジポリスをスマートフォンへあらかじめインストールしておきましょう。
痴漢被害に遭った際に、自ら声を上げられない場合は、
- デジポリスに搭載された痴漢撃退機能の音声を流す
- 「痴漢です 助けてください」という表示画面を周囲の人に見せて助けを求める
ようにしましょう。
被害を把握した周囲の方
痴漢を見逃さず、傍観者とならないために
- デジポリスの音声を聞いた、あるいは「痴漢です 助けてください。」の表示画面を見た方は、躊躇なく被害者に「大丈夫ですか」等と声を掛けるなど救助を行いましょう。
- デジポリスの「ちかん されていませんか?」の表示画面を被害に遭われている方に見せ、場所を変わるなどして被害をとめてください。
痴漢・盗撮の検挙状況(東京都内)
令和5年中の痴漢・盗撮事犯に係る検挙状況(XLSXファイル:15KB)
都内における迷惑防止条例違反の検挙、性犯罪(不同意わいせつ、不同意性交等)の認知状況(令和5年中)
迷惑防止条例違反(第5条1項(卑わい行為))は、約1,900件検挙しています。
不同意わいせつ等は約770件、不同意性交等は約400件認知しています。
時間別、場所別発生状況
迷惑防止条例違反
時間帯では、午前7時から午前9時までの通勤通学時間帯や午後5時から午後7時までの時間帯、場所では電車や駅構内において多く発生しています。
不同意わいせつ
場所別発生状況の「その他の住宅」とは、一戸建て住宅、中高層住宅以外の3階建て以下の住宅、テラスハウスなどを言います。「その他」には、ホテル、商業施設、飲食店、カラオケボックスなどが含まれます。
不同意性交等
場所別発生状況の「その他の住宅」とは、一戸建て住宅、中高層住宅以外の3階建て以下の住宅、テラスハウスなどをいいます。「その他」には、飲食店、商店、公園などが含まれます。
年代別被害状況
都内における子供(小学生以下)に対する性犯罪(不同意わいせつ、不同意性交等)の認知状況(令和5年中)
時間別、場所別発生状況
場所別発生状況の「その他の住宅」とは、一戸建て住宅、中高層住宅以外の3階建て以下の住宅、テラスハウスなどをいいます。「その他」には、河川敷、駐車場、列車内などが含まれます。
痴漢被害相談窓口
痴漢被害にあっていても「恥ずかしいから」「自分が悪いのでは」と1人で悩み苦しんでいませんか?
各警察署の生活安全課では、痴漢被害の相談を受け付けています。また、鉄道警察隊でも、主要駅構内4か所の分駐所で痴漢被害の相談を受け付けております。まずは、最寄りの警察署生活安全課や鉄道警察隊にご相談ください。
(注記1)本ページの統計は、すべて生活安全総務課の手集計です。
(注記2)グラフの構成比の数値は四捨五入しているため、内訳の合計が100パーセントにならないことがあります。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
情報発信元
警視庁 生活安全総務課 個別防犯係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)