更新日:2021年7月1日
いきなり襲われるなどの犯罪被害は、トラウマ体験のひとつです。なすすべなく圧倒されるような脅威により
- 記憶が焼き付いたようにくり返しよみがえり、忘れることができない(フラッシュバック)
- 事件後もビクビクドキドキが続いてしまう(過敏性)
- 思い出しそうなあらゆるものに近づく事ができない(過剰な回避行動)
といった、心と体の様々な変化に戸惑い悩みます。
これらは、危険を察知するアンテナの感度が被害によって極端に上がってしまったりした結果であって、トラウマ体験のあとにはよく見られる正常な反応です。また一般的には、時間の経過とともに少しずつ和らいでいきます。
苦しい体験に気持ちが沈んでしまうこともあるかもしれませんが、まずは、安全の確保を最優先に、そして少しでも安心できる環境で心と体を休めることを心がけてください。落ち着いていくなかで、以前の生活でできたことを少しずつ取り入れていきましょう。
警視庁では、部内のカウンセラーによるカウンセリングを行っているほか、被害者支援都民センターを始め、専門的なトラウマケアの対応が可能な各種相談機関の紹介やご案内も行っています。ぜひ担当者を通じて当室へ問合せください。
情報発信元
警視庁 犯罪被害者支援室
電話:03-3581-4321(警視庁代表)
