ストーカー事案の概況

集計はストーカー対策室集計によるもの

ストーカー行為等に係る相談件数は、1,444件で、前年から237件(19.6パーセント)増加しました。

令和5年中におけるストーカー規制法による警告は418件で、前年から86件(17.1パーセント)減少、禁止命令は260件で、前年から96件(58.5パーセント)増加しました。
ストーカー行為の検挙は182件で、前年から16件(9.6パーセント)増加、禁止命令違反の検挙は14件で、前年から2件（12.5パーセント）減少しました。ストーカー起因の刑法犯・他の特別法犯による検挙は116件で、前年から4件（3.6パーセント）増加しました。

相談者の性別は、女性が1,120人(77.6パーセント)、男性は324人(22.4パーセント)で、過去4年間も同様の傾向です。

相談者の年齢は、20歳、30歳代が861人で全体の約60パーセントを占め、過去4年間も同様の傾向が続いています。

行為者の1,444人の内、年齢不明の46人を除いた1,398人の年齢は、20歳代が399人(28.5パーセント)と最も多く、次いで30歳代が330人(23.6パーセント）となっています。

相談者と行為者の関係は、交際相手（元を含む）が687件(47.6パーセント)で最も多く、次いで職場関係が148件(10.2パーセント)となっています。

行為形態(法第2条第1項)は、つきまとい等(1号違反)が837件(34.1パーセント)と最も多く、次いで面会・交際等の要求(3号違反)が622件(25.3パーセント)、無言・連続電話等(5号違反)が399件(16.3パーセント)の順になっています。