更新日:2023年12月14日
薬物事犯の検挙状況
令和4年中、警視庁は薬物事犯において2,054人を検挙しました。
検挙した者のうち、未成年者は144人で全体の約7パーセントを占めています。
薬物の押収量
令和4年中に警視庁が押収した薬物は約164.7キログラムでした。
薬物は、外国から輸入される重機等に隠されたり、国際郵便を利用したり、入国者の手荷物に隠されたりして密輸入され、国内でインターネットや宅配便を利用して密売されています。
令和4年中の押収量
覚醒剤 | 106.5キログラム |
---|---|
大麻 | 54.9キログラム |
麻薬 | 3.1キログラム |
薬物総押収量(その他の薬物を含む) | 164.7キログラム |
(注記)小数第二位を四捨五入
覚醒剤押収量
大麻押収量
麻薬押収量
検挙事例
スペイン人による覚醒剤取締法違反事件
事犯の概要
営利の目的で、覚醒剤入りの繭玉状カプセル102個を嚥下して自己の体内に隠匿し、イギリスから航空機に搭乗して羽田空港に到着、本邦に覚醒剤を輸入したとして、スペイン人の男を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)等で検挙した。
暴力団員による大麻取締法違反事件
事犯の概要
営利の目的で、茨城県常総市内のビルにおいて大麻草を栽培したとして、暴力団組員の男を大麻取締法違反(営利目的栽培)で検挙した。
会社員の男による覚醒剤取締法違反事件
事犯の概要
営利の目的で、航空小口急送貨物に覚醒剤を隠匿して、アメリカから本邦に輸入したとして、会社員の男を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)で検挙した。
マレーシア人らによる麻薬特例法違反事件
事犯の概要
千葉県浦安市内の関係者方において、覚醒剤を所持する意思をもって、覚醒剤の代替物を所持したとして、マレーシア人の男ら3人を麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)で検挙した。
ナイジェリア人らによる麻薬特例法違反事件
事犯の概要
神奈川県座間市内において、覚醒剤の代替物相当量を所持したとして、ナイジェリア人の男らを麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)で検挙した。
職業不詳の男らによる覚醒剤取締法違反事件
事犯の概要
営利の目的で、中国から覚醒剤相当量を隠匿した海上貨物1個を外国貿易船に積載し、本邦に輸入したとして、職業不詳の男ら4人を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)で検挙した。
ベトナム人らによる麻薬特例法違反事件
事犯の概要
埼玉県内において、薬物犯罪を犯す意思をもって、覚醒剤などの代替物を所持したとして、ベトナム人の男ら6人を麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)で検挙した。
無職の男らによる大麻取締法違反事件
事犯の概要
小笠原村内の自宅において、大麻と認められる乾燥植物片約1.2g等を所持したとして、無職の男ら2人を大麻取締法違反(営利目的所持等)で検挙した。
会社役員らによる医薬品医療機器等法違反事件
事犯の概要
葛飾区内の自宅等において、医療等の用途以外に供するため、指定薬物である液体及び粉末等を販売目的で貯蔵したとして、会社役員の男ら3人を医薬品医療機器等法違反(販売目的貯蔵)で検挙した。
情報発信元
警視庁 薬物銃器対策課 薬物銃器対策第二係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)