更新日:2021年4月1日
防犯カメラは、犯罪を防止する上で非常に効果的ですが、インターネットを利用して撮影映像を閲覧できる「ネットワークカメラ」をご自宅や店などに設置している場合には、他人が無断で映像を閲覧できないよう、きちんと対策をすることが重要です。
ネットワークカメラとは
様々な形態のものがありますが、ここでは便宜上、インターネットを利用して、パソコンやスマートフォンなどにより、リアルタイムの撮影映像を遠隔地からでも閲覧できるカメラのことを「ネットワークカメラ」と呼称します。
ネットワークカメラの撮影映像を他人が閲覧できないようにするには
多くのメーカーの製品では、ユーザーが専用のアプリケーション等でユーザーIDとパスワードを設定することで、権限のない他人が撮影映像を閲覧することを制限できるようになっています。
なお、ユーザーがネットワークカメラの利用開始時にIDとパスワードを設定できるよう、初期状態(工場出荷時)では、IDとパスワードが未設定であったり、または、「admin」(注記)や「0000」といった、メーカー共通のIDとパスワードが設定されている場合が一般的です。
(注記)administrator(管理者)の略
IDとパスワードを必ず初期設定から変更しましょう
IDとパスワードが未設定、またはメーカー共通のIDとパスワードが設定されたままのネットワークカメラは、誰でも容易に撮影映像を閲覧することができ、こうしたカメラの映像を集めたWEBサイトも見受けられるところです。
これを悪用すれば、家や店の中のプライベートな箇所を覗き見ることができるほか、背景等の情報から住所を特定し、人が居ない時を狙って容易に空き巣などを行うこともできるため、非常に危険と言えます。
したがって、ネットワークカメラをご自宅や店などに設置している方は、IDとパスワードを、初期設定から他人が容易に推測できないものへと必ず変更をお願いします。
情報発信元
警視庁 生活安全総務課 都市防犯係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)