更新日:2024年5月27日
ショッピングや銀行等の手続きもできる、便利なインターネット。だけど、ご注意を。便利さの裏にはさまざまな危険がひそんでいます。ネット詐欺被害にあわないために、髭男爵さんと正しい対処法を学びましょう。
主な手口と対策
ニセ警告(サポート)詐欺
「ウイルス感染した」などの嘘の警告画面で驚かせ、有料のサポートと称して、アプリや電子マネーカードなどを購入させて、代金を騙し取る手口。
対策
- 警告は無視してESCキーを長押しして×ボタンで閉じる。
- 警告画面に表示されたサポートの電話番号やメールアドレスには連絡しない。
- 電子マネーカードの購入を要求されても無視。
ニセ銀行詐欺
偽の銀行サイトに誘導し、ログイン情報やワンタイムパスワードなどを入力させ盗み取り、口座から預金を不正に引き出す手口。
対策
- メールやSMS(スマホのショートメッセージ)に記載されたURLにはアクセスしない。
- メールやSMSのリンク先からはログインしない。
- 銀行の公式アプリや公式サイトからアクセスする。
ニセ宅配詐欺
不在通知を装ったメッセージを送りつけ、リンク先の偽サイトに誘導し不正なアプリをインストールさせたり、個人情報を入力させる手口。
対策
- SMSに記載されたURLは開かない。
- メールやSMSのリンク先からは個人情報を入力しない。
- 宅配業者のサービスにユーザー登録している場合は、公式サイトからログインして確認する。
ニセショップ詐欺
インターネット上の安売りの広告等から誘導して、商品を送らずに代金を騙し取ったり、入力させた個人情報やクレジットカード情報を盗む手口。
対策
- 興味をひくための極端な値引きに気をつける。
- 振込先が個人名義の口座になっている、記載されている日本語の字体や文章表現がおかしい、などの不審点があれば利用しない。
ニセアプリ詐欺
不正なアプリをインストールさせ、アプリには必要のない情報にアクセスして、「連絡先」等の個人情報を盗む手口。
対策
- アプリのインストール画面や設定画面で、スマホ内の何の情報が使われるのか確認する。
- 情報へのアクセスを求める表示が出たときは、利用したい機能に必要なものだけ許可する。
(例)地図アプリに位置情報を許可
ニセ投資詐欺
SNSで「必ず儲かる」といった投資詐欺広告で勧誘し、金を騙し取る手口。
対策
- 有名人の名前や写真が無断で悪用されている広告もあるので要注意。
- 勧誘者や業者が金融商品取引業の登録を受けているかを金融庁のホームページで確認する。
- DMやグループチャットでの儲け話に注意。
- 「個人名の口座」には振り込まない。
被害に遭う前に誰かに相談を
インターネットを使用中に、画面の表示や届いたメッセージに不安を感じたら、リンクを開く前に、情報を入力する前に、警察や身近なひとに相談しましょう。
知って防ごう ネット詐欺!リーフレット(PDF形式:1,426KB)
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情報発信元
警視庁 サイバーセキュリティ対策本部 対策担当
電話:03-3581-4321(警視庁代表)