更新日:2026年7月21日
セキュリティ対策の第一歩は、高価な機器やソフトウェアを買うことではありません。今ある機器やソフトウェアを最新の安全な状態に保つことです。更新は、もっとも基本的で効果の高いセキュリティ対策の一つです。
OSやソフトウェアの更新を「後回しにしない」
パソコンやスマートフォン、サーバー、ルーター、業務用ソフトには、あとから「弱点」が見つかることがあります。この弱点を、ぜい弱性、またはセキュリティホールと呼びます。ぜい弱性とは、簡単に言うと「攻撃者に悪用されるおそれのある欠陥」です。原因は、プログラムの不具合、設計ミス、設定の甘さなどです。この弱点を放置すると、攻撃者に攻撃の際の入り口として使われてしまい、不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えい、ウェブサイトの改ざん、業務停止などにつながるおそれがあります。
更新は「機能追加」だけではない
OSやソフトウェアの更新は、「新機能が増えるもの」と思われがちです。しかしセキュリティの面では、更新の一番大事な役割は、「見つかった弱点をふさぐこと」です。メーカーはぜい弱性が見つかると、修正プログラム(パッチ)を配布します。パソコン、スマートフォンであればOSの更新、アプリであればアプリの更新がこれに当たります。更新通知は攻撃に使われる穴をふさぐための大切なお知らせなのです。
ぜい弱性の確認方法
一般の利用者は、まず自分が使っている機器やソフトウェアメーカーの公式サイトや更新通知を確認するのが基本です。その際に注意したいのは、更新が必要なのはパソコンやスマートフォンだけではないことです。ルーター、VPN機器、NAS、防犯カメラ、プリンター、サーバー、ホームページの管理ソフトなども対象になります。特に、インターネットから直接アクセスできる機器やサービスは狙われやすくなります。管理する物が多い企業の担当者であれば、ぜい弱性対策情報データベースなどを活用することで、国内外で公開されるぜい弱性対策情報を確認できます。
継続的に確認したいこと
ぜい弱性対策は一度やれば安心というものではありません。日々新しいぜい弱性が見つかっていますので、以下のことを継続的に確認して、ソフトウェアを常に最新の状態に保ちましょう。
- パソコンやスマートフォンのOSは最新になっているか
- ブラウザや業務用ソフトは更新されているか
- ルーターやVPN機器の更新を放置していないか
- 自動更新を有効にしているか
- 更新後の再起動を後回しにしていないか
情報発信元
警視庁 サイバーセキュリティ対策本部 対策担当
電話:03-3581-4321(警視庁代表)



