更新日:2026年4月3日
令和7年12月末における都内での刑法犯認知件数は、9万9,349件で、前年同期と比べて4,597件(4.9パーセント)増加しています。
また、刑法犯少年の検挙・補導人員は、4,153人で、前年同期と比べて52人(1.3パーセント)増加しました。
街頭犯罪の認知件数は、3万2,136件で、1,591件(4.7パーセント)減少し、街頭犯罪における少年の検挙・補導人員は、550人で、111人(16.8パーセント)減少しました。
特に街頭犯罪のうち、総検挙人員に対して少年の検挙・補導人員の占める割合が高い罪種は、オートバイ盗(92.9パーセント)、部品ねらい(70.6パーセント)、路上強盗(56.3パーセント)でした。
総検挙人員における少年の検挙・補導人員の割合(令和7年12月末)
刑法犯罪

総検挙 25,915人
内訳
成人 21,762人 (84.0パーセント)
少年 4,153人 (16.0パーセント)
街頭犯罪

総検挙 1,206人
内訳
成人 656人 (54.4パーセント)
少年 550人 (45.6パーセント)
(注記1)刑法犯罪とは、刑法に規定する罪のことで、殺人・強盗・恐喝・窃盗・詐欺・性犯 罪などを計上しています。
(注記2)街頭犯罪とは、街頭で発生する犯罪のうち、「路上強盗・ひったくり・自動車盗・オートバイ盗・自転車盗・車上ねらい・部品ねらい・自動販売機ねら
(注記3)少年とは、20歳に満たない者をいいます(男女の別は問いません)。
少年犯罪の状況
刑法犯少年の検挙・補導人員は、平成22年以降、減少傾向で推移していたところ、令和4年から増加傾向に転じ、令和7年12月末の時点では、車上ねらい、部品ねらい、自動車盗等の街頭犯罪が増加しています。
オレオレ詐欺等の特殊詐欺については、令和7年12月末の時点で検挙・補導された少年は103人で、前年同期比11人減少し、少年が占める割合も18.0パーセントと減少しているものの、SNSで犯罪実行者を募集する手口による強盗事件等が依然として発生するなど、大きな社会問題となっています。
令和7年12月末現在の主な検挙事例
特殊詐欺関連
孫を装って現金合計500万円を騙し取った少年を検挙
小平署は、共犯者らと共謀の上、愛知県豊明市内にそれぞれ所在する被害者3人の自宅に孫を装って複数回電話を架け、鞄を紛失したことから至急お金が必要になったなどと嘘を言い、現金合計500万円を騙し取った少年ら2人を詐欺罪で検挙しました。
還付金名目で現金合計34万4,024円を騙し取るなどした少年らを検挙
下谷署は、共犯者らと共謀の上、還付金を受領できると誤信した被害者に指示し、愛知県名古屋市内のATMにおいて、現金合計34万4.024円を振り込む操作をさせ、さ らに、埼玉県さいたま市内のATMにおいて、現金合計265万4,000円を引き出して盗んだ少年ら2人を詐欺、窃盗罪で検挙しました。
凶悪犯
特殊警棒で殴打するなどして財布を奪った少年らを検挙
新宿署は、新宿区内の路上において、通行中の被害者を特殊警棒等で殴り、「金を出せ。」などと脅して現金3万円等在中の財布1個を奪い、全治約1か月を要する下顎骨骨折等の傷害を負わせた少年ら2人を強盗傷人罪で検挙しました。
金品を奪う目的で、殺意をもって鉄製の棒で殴るなどした少年らを検挙
八王子署ほか1署は、八王子市内の路上において、通行中の被害者を鉄製の棒で執ように殴るなどし、全治約2か月間を要する右頬骨骨折等の傷害を負わせた少年ら2人を強盗殺人未遂罪で検挙しました。
7人から現金やオートバイを奪った少年らを検挙
昭島署は、昭島市内の公園内において、被害者ら7人を「バイクか金か、タイマンかヤキ入れられるか、どれがいい。」などと脅すと共に、平手打ちなどをし、現金6万9,000円及びオートバイ3台を奪った少年ら3人を強盗、強盗未遂罪で検挙しました。
殴るなどしてオートバイを奪った少年らを検挙
日野署は、日野市内の川沿いにおいて、呼び出した被害者を取り囲んで殴るなどし、 オートバイ1台(時価14万円相当)を奪った少年ら4人を強盗罪で検挙しました。
殴る、脅すなどして現金を奪った上、オートバイ修理代名目で現金を騙し取った少年らを検挙
成城署は、世田谷区内に駐車中の自動車内において、被害者を殴るなどして、全治約8週間を要する上顎左側側切歯歯冠破折等の傷害を負わせた後、「殺すぞ、山に埋めるぞ、臓器売るか。2、3万とかなめた金額言うなよ。」などと脅した上、目黒区内の歩道上において現金10万円を奪い、さらに、被害者の先輩を装って被害者の実父に電話を架け、被害者がオートバイで事故を起こして修理代が必要になった旨の嘘を言い、世田谷区内に駐車中の自動車内において、現金6万円を騙し取った少年ら2人を強盗致傷、詐欺罪で検挙しました。
パン切り包丁のような凶器で切り付けるなどして現金を奪った少年らを検挙
成城署は、世田谷区内の路上において、被害者に「金出せよ。」と言いながらパン切り包丁のような凶器を突き付けて脅し、さらに、「出さないとやっちゃうよ。」と言いながら後方から首を絞め、同凶器で切り付けた上、現金約1万円を奪い、全治1週間を要する右肩、右肘切創の傷害を負わせた少年ら2人を強盗傷人罪で検挙しました。
粗暴犯
包丁等の凶器を準備して集合し、被害者らを切り付けた少年らを検挙
葛飾署ほか2署は、葛飾区内の路上において、包丁等の凶器を準備して集合し、被害者2人を切り付け、それぞれ全治7日間を要する左頬部切創等、全治2週間を要する左肘切創の傷害を負わせた少年ら7人を凶器準備集合、傷害罪で検挙しました。
自動車やマンション一室にて逮捕監禁するなどした少年らを検挙
志村署は、埼玉県川越市内の駐車場内において、被害者を自動車に乗り込ませ、豊島区内のマンション一室に連行して暴行し、さらに、北区内の河川敷に連行して暴行した上、「キャッシュカードと通帳貰って、暗証番号聞いて残高全部下ろして俺に持って来い。」などと脅した少年ら5人を逮捕監禁、恐喝未遂罪で検挙しました。
金属バット等の凶器を準備して集合した少年らを検挙
竹の塚署ほか5署は、足立区内の公園内において、金属バット、鉄パイプ等の凶器を準備して集合した少年ら13人を凶器準備集合罪で検挙しました。
バール等の凶器を準備して集合し、自動車を損壊した少年らを検挙
葛飾署ほか5署は、葛飾区内の路上において、バール等の凶器を準備して集合し、被害者所有の自動車を同凶器等で損壊した少年ら16人を凶器準備集合罪、暴力行為等処罰に関する法律違反で検挙しました。
通行人を脅した上、ショルダーバッグをひったくろうとした少年を検挙
葛西署は、江戸川区内の路上において、被害者に「金を出せ、金。」などと言って脅し、ショルダーバッグを引っ張ったものの目的を遂げず、その後、同区内の路上において、他の被害者の後方から自転車で接近し、追い抜きざまに手提げバッグ(時価合計8,000円相当)をひったくって盗んだ少年1人を恐喝未遂、窃盗罪で検挙しました。
金属バット等で殴るなどした多数の少年らを検挙
池上署ほか3署は、大田区内の路上において、被害者らを金属バット等で殴るなどし、それぞれ加療3日間から2週間を要する全身打撲傷等の傷害を負わせた少年ら17人を傷害罪で検挙しました。
その他
飲食店における迷惑行為をSNS上に投稿した少年を検挙
目白署ほか1署は、豊島区内の飲食店において、友人が皿投入口に避妊具を置いたことに乗じ、同状況をスマートフォンで撮影の上、SNS上に「誰ですかここでヤったのは」とのコメントとともに投稿し、従業員らに清掃及びお客様センター等への問合せに関する対応等を余儀なくさせるなど、正常な業務遂行に支障を生じさせた少年1人を偽計業務妨害罪で検挙しました。
架空の女性になりすまして電子マネーを騙し取った少年を検挙
日野署は、アダルト動画サイトで知り合った被害者に対し、架空の女性になりすまして嘘の内容のメッセージを送信するなどして誤信させ、電子マネー(合計134万5,000円相当)の送金手続をさせて騙し取った少年1人を詐欺罪で検挙しました。
警視庁では、こうした犯罪の発生警察署に本部の捜査員を派遣して、集中的な取締りを行うとともに、少年被疑者の立ち直りに対する支援を推進しています。
情報発信元
警視庁 少年事件課 指導第二係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)



