このページの先頭です
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで

本文ここから

あなたの街の少年犯罪

更新日:2025年3月11日

令和6年12月末における都内での刑法犯認知件数は、9万4,757件で、前年同期と比べて5,659件(6.35パーセント)増加しています。
また、刑法犯少年の検挙・補導人員は、4,101人で、前年同期と比べて751人(22.4パーセント)増加しました。
街頭犯罪の認知件数は、3万3,730件で、1,835件(5,75パーセント)増加し、街頭犯罪における少年の検挙・補導人員は、661人で、150人(29.4パーセント)増加しました。
特に街頭犯罪のうち、総検挙人員に対して少年の検挙・補導人員の占める割合が高い罪種は、オートバイ盗(92.5パーセント)、部品ねらい(54.1パーセント)、路上強盗(50.5パーセント)でした。

総検挙人員における少年の検挙・補導人員の割合(令和6年12月末)

刑法犯罪

総検挙 25,131人

内訳

成人 21,030人(83.7パーセント)
少年  4,101人(16.3パーセント)

街頭犯罪

総検挙 1,423人

内訳

成人 762人(53.5パーセント)
少年 661人(46.5パーセント)

(注記1)刑法犯罪とは刑法に規定する罪のことで、「殺人・強盗・恐喝・窃盗・詐欺・性犯罪など」を計上しています。
(注記2)街頭犯罪とは、街頭で発生する犯罪のうち「路上強盗・ひったくり・自動車盗・オートバイ盗・自転車盗・車上ねらい・部品ねらい・自動販売機ねらい」を計上しています。
(注記3)少年とは、20歳に満たない者をいいます(男女の別は問いません)。

少年犯罪の状況

刑法犯少年の検挙・補導人員は、平成22年以降、減少傾向で推移していたところ、令和4年から増加傾向に転じ、令和6年12月末の時点では、路上強盗、オートバイ盗等の街頭犯罪が増加しています。
オレオレ詐欺等の特殊詐欺については、令和6年12月末の時点で検挙・補導された少年は114人で、前年同期比14人増加し、少年が占める割合も18.8パーセントと増加しており、SNSで犯罪実行者を募集する手口による強盗事件等が増加するなど、大きな社会問題となっています。

令和6年中の少年犯罪の検挙事例

  • 息子を装って現金1,130万円をだまし取った詐欺事件
  • 銀行員を装ってキャッシュカードをだまし取った詐欺及び窃盗事件
  • 住居に侵入の上、包丁ようのものを使用して脅迫し、バッグ等を奪った住居侵入及び強盗事件
  • バーナーを使用するなどして脅迫し、現金を奪った強盗及び恐喝未遂事件
  • 自動車内に無理矢理乗車させ、顔面を殴るなどして現金在中の財布を奪った強盗、監禁及び傷害事件
  • 因縁を付けて殴るなどして現金を奪った強盗致傷事件
  • 金属バットを所持して脅迫し、頭部等を蹴るなどして現金等在中のポーチを奪った強盗致傷事件
  • 因縁をつけて土下座を強要し、後頭部を踏みつけて現金等在中のバッグ等を奪った強盗事件
  • 走行中の車内に監禁し、殴る、蹴るなどして銀行口座に現金を振り込ませた強盗致傷事件
  • バールようのもので殴るなどした傷害事件
  • エアガン内のBB弾を被害者に向けて発射するなどした傷害事件
  • 殴る、蹴るなどして転倒させ、死亡させた傷害致死事件
  • 殴って失神させた上、現金を盗んだ傷害及び窃盗事件
  • 閉鎖施設内に侵入し、窓ガラスを割った建造物侵入罪及び暴力行為等処罰に関する法律違反(集団的器物損壊)事件
  • 自身がレジを担当する店舗で商品を盗んだ窃盗事件
  • 可燃性ガスにライターで引火させて住宅等を焼損させた重過失失火罪

令和6年12月末現在の主な検挙事例

特殊詐欺関連

息子を装って現金1,130万円をだまし取った少年らを検挙

本所署は、埼玉県新座市所在の被害者方に息子を装って電話をかけ、補填金が必要である旨のうそを言い、被害者方において、3回にわたり現金合計1,130万円をだまし取った少年2人(高校生1人、アルバイト1人)を詐欺罪で検挙しました。

銀行員を装ってキャッシュカードをだまし取った少年を検挙

下谷署は、板橋区所在の被害者方に銀行員を装って電話をかけ、新しいキャッシュカードと交換する必要がある旨のうそを言い、被害者方において、キャッシュカード1枚をだまし取り、3回にわたり現金50万円を引き出した少年1人(高校生)を詐欺及び窃盗罪で検挙しました。

凶悪犯

住居に侵入の上、包丁ようのものを使用して脅迫し、バッグ等を奪った少年らを検挙

新宿署、中野署は、中野区内の被害者方に侵入し、被害者に包丁ようのものを向けながら「財布はどこ。」などと脅迫し、バッグ等を奪った少年2人(建築作業員1人、アルバイト1人)を住居侵入及び強盗罪で検挙しました。

バーナーを使用するなどして脅迫し、現金を奪った少年らを検挙

日野署、八王子署は、八王子市所在の事業所敷地内において、被害者を殴るなどし、バーナーを示して「焼いてやるよ。」などと脅迫して現金10万円を奪い、さらに他の被害者に「月1万持って来い。」などと要求したものの、その目的を遂げなかった成人4人(土木工事業1人、会社員3人)、少年1人(高校生)を強盗及び恐喝未遂罪で検挙しました。

自動車内に無理矢理乗車させ、顔面を殴るなどして現金在中の財布を奪った少年らを検挙

小岩署は、江戸川区内のコンビニエンスストア駐車場内において「とりあえず、やるよ、ぶっとばすよ。」などと脅迫し、自動車内に無理矢理乗車させ、江戸川区内の河川敷において、顔面を殴り「財布を出せ。」などと脅して現金約2,000円在中の財布を奪い、全治約1ヶ月の鼻骨骨折等の傷害を負わせた少年3人(無職2人、塗装工1人)を強盗、監禁及び傷害罪で検挙しました。

因縁を付けて殴るなどして現金を奪った少年らを検挙

渋谷署は、渋谷区内の路上において、通行人の被害者に「お前ムカつくんだよ。」「財布出せよ。」などと因縁を付けて殴るなどし、現金2万4,000円を奪い、10日間の加療を要する右大腿挫傷等の傷害を負わせた少年4人(高校生2人、会社員1人、土木作業員1人)を強盗致傷罪で検挙しました。

金属バットを所持して脅迫し、頭部等を蹴るなどして現金等在中のポーチを奪った少年らを検挙

高島平署、駒込署、志村署は、練馬区内の歩道上において、金属バットを所持して被害者を取り囲み「俺ら練馬喧嘩會だけど。」「タイマン張れよ。殺すぞお前。とりあえずバイクは没収な。」などと脅迫して普通自動二輪車1台を奪い、さらに板橋区内の路上において、同被害者の頭部等を蹴るなどして現金5,000円等在中のポーチを奪い、3週間の加療を要する鼻骨骨折、骨盤打撲の傷害を負わせた少年4人(アルバイト1人、無職2人、中学生1人)を強盗致傷罪で検挙しました。

因縁をつけて土下座を強要し、後頭部を踏みつけて現金等在中のバッグ等を奪った少年らを検挙

渋谷署は、渋谷区内の歩道上において、被害者に肩を接触させ「おいっ、携帯落としたやんけ、弁償しろよ。」などと因縁をつけ、同区内の公園内において土下座を強要し、後頭部を踏みつけて現金9万3,000円等在中のバッグ等を奪った成人1人(アルバイト)、少年3人(大学生1人、会社員1人、アルバイト1人)を強盗罪で検挙しました。

走行中の車内に監禁し、殴る、蹴るなどして銀行口座に現金を振り込ませた少年らを検挙

高島平署は、板橋区の路上において、被害者に「明日までに『束』持って来い、100万だよ。逃げたり警察に駆け込んだりしたら家族ごといくからな。」などと脅迫の上、自動車のトランク内に押し込んで埼玉県和光市内に至るまでの走行車内に監禁し、同市内において、殴る、蹴るなどして銀行口座に計4万円を振り込ませた成人1人(無職)、少年4人(無職1人、職業不詳2人、会社員1人)を強盗致傷罪で検挙しました。

粗暴犯

バールようのもので殴るなどした少年らを検挙

三田署は、港区内の公衆便所内において、闇バイトを抜けようとした被害者を誘い出し「黙って着いて来い。」などと申し向け、これを拒否されたことから、バールようのもので腕や足を殴り、全治約2週間を要する右示指挫傷等の傷害を負わせた少年2人(高校生1人、無職1人)を傷害罪で検挙しました。

エアガン内のBB弾を被害者に向けて発射するなどした少年らを検挙

町田署は、町田市内の公園内において、被害者に「お前BB弾捕れるだろ、BB弾5個捕れたら許してやるよ。」などと申し向け、エアガン内のBB弾を同人に向けて発射し、さらに腰部、胸部を殴る、蹴るなどして全治1ヶ月の治療を要する傷害を負わせた少年3人(高校生)を傷害罪で検挙しました。

殴る、蹴るなどして転倒させ、死亡させた少年らを検挙

北沢署は、神奈川県川崎市内の路上において、被害者の背部付近を蹴り、顔面若しくは上半身付近を殴るなどして仰向けに転倒させ、左頭頂骨骨折、外傷性くも膜下血腫などの重症頭部外傷の傷害を負わせ、外傷性脳機能障害により死亡させた少年2人(無職)を傷害致死罪で検挙しました。

殴って失神させた上、現金を盗んだ少年らを検挙

八王子署は、八王子市内に路上において、被害者を路地裏に連れ込み、顔面及び胸部を殴って失神させた上、同人の財布から現金13万円を盗んだ少年3人(建設業1人、解体工1人、建築作業員1人)を傷害及び窃盗罪で検挙しました。

その他

閉鎖施設内に侵入し、窓ガラスを割った少年らを検挙

日野署は、日野市が管理する閉鎖施設内に侵入し、窓ガラス19枚を割った少年2人(無職)を建造物侵入罪及び暴力行為等処罰に関する法律違反(集団的器物損壊)で検挙しました。

自身がレジを担当する店舗で商品を盗んだ少年を検挙

町田署は、自身が勤務する町田市内のコンビニエンスストア内において、商品のバーコードを読み取って登録した後、同登録を取り消す作業を行い、あたかもレジ精算を済ませたかのように装い、タバコ1箱等(販売価格合計992円)を盗んだ少年(アルバイト)を窃盗罪で検挙しました。

可燃性ガスにライターで引火させて住宅等を焼損させた少年らを検挙

小岩署は、江戸川区内の共同住宅内において、室内にガスライター用ガスボンベの可燃性ガスを充満させたままライターを使用し、引火させて同住宅等を焼損させた少年2人(会社員1人、アルバイト1人)を重過失失火罪で検挙しました。

警視庁では、こうした犯罪の発生警察署に本部の捜査員を派遣して、集中的な取締りを行うとともに、少年被疑者の立ち直りに対する支援を推進しています。

情報発信元

警視庁 少年事件課 指導第二係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)

本文ここまで


Copyright © Metropolitan Police Department. All Rights Reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る