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内職商法の手口

更新日:2016年6月16日

A子さんが騙されるまで

一枚のチラシ

A子さんは、夫と中学生になる子ども二人の4人家族です。

このところ家のローンや子どもの塾などで出費がかさみ、夫の収入だけではきびしくなってきたので、「内職でもしようかな」と思っていました。

そんな矢先、「自宅で簡単な仕事、初めての人でも1日3時間で月収10万円は可能!」という折込みチラシに目をひかれました。

手口の第1段階

A子さんは、早速電話で申し込みました。すぐに内職用品一式が送られてきて、この代金5万円を支払いました。

初めての内職にしては簡単な仕事だったので、A子さんは家計のためにと、連日夜遅くまで頑張り、数千個も作りました。

ところが業者に合格した商品が少ないと言われ、わずか3千円にしかならず大変ショックを受けました。

手口の第2段階

落ち込むA子さんに、業者は「あなたは筋がいいし、仕事ぶりもすごい、正会員になればもっと割の良い仕事があるし、高収入になりますよ」と言ってきました。

A子さんは、褒められて気分も良くなり、正会員の登録料30万円は内職ですぐとりもどせると思って、ローンまで組んで支払ってしまいました。

落とし穴

正会員になってからの仕事は大変難しく、とても数多く作れるものではありませんでした。

A子さんは、これまで支払ったお金を取り戻すため、一生懸命仕事をしました。

しかし商品を取りに来た業者に「商品のできが悪い、売り物にならない、クレームが来ている」などと言われ、内職を辞めることにしました。

結局残ったのは30万円のローンだけでした。

このような手口を「内職商法」といいます。

堅実な内職も沢山あると思いますが、中にはこのように、不況の中で家計を助けようという主婦のやりくりにつけこんだ悪質な内職商法が増加傾向にありますので十分注意してください。

情報発信元

警視庁 警視庁総合相談センター
電話:#9110 または 電話:03-3501-0110(直通)電話:03-3581-4321(警視庁代表)

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