先輩の声
地域警察
交番
成城警察署
地域第三係
巡査長
高校生の時に東日本大震災が発生し、復興支援のために派遣された警察官が現地で活動していることを知りました。その姿に感銘を受け、私もバレーボールで培った体力や粘り強さを生かして人々の役に立ちたいと考え、警察官を志しました。警察官は事件や事故を未然に防いだり、実際に起きた際は助けたりすることができる存在です。さらに、被害者だけではなく、そのご家族など周りの方に対しても支援ができることも魅力でした。現在は、交番勤務の地域警察官として、地理案内、遺失届・拾得物の受理、パトロール、巡回連絡や110番通報などの初動警察活動にあたっています。
小学校の通学路で交通違反の取締りをしていたところ、校長先生から「いつもありがとうございます。おかげさまで私たち教員も安心して児童を登下校させることができます」と感謝の言葉をいただきました。また、「夫から暴力を受けた」という110番通報を受けて現場に駆けつけたところ、被害者の女性から「助けてくれてありがとうございます。女性警察官で安心しました」と感謝されました。交番で勤務する警察官は、都民にとって最も身近な存在です。都民の方々からいただく感謝の言葉は、大きなやりがいです。
110番通報を受けた際、初動警察活動にあたるのが交番勤務員です。事案はそれぞれ異なり、現場の状況が判然としないまま駆けつけることも多々あります。現場で的確かつ迅速に対応できるよう、ふだんからあらゆることを想定し、警察官としての知識や経験を積み重ねていくようにしています。また、会話をする相手が女性の場合は、表情の変化や感情表現に不自然な点はないかどうかなど、女性ならではの気づきを大切にしています。
現在、私は拳銃の本部特別訓練員として拳銃射撃技術の向上を目指して日々訓練を行っています。拳銃は警察官にとって都民を守るために必要なものであり、自分自身や仲間の受傷事故防止にもつながります。持ち前の向上心や何事にも諦めないという長所を生かしながら訓練に励み、各種大会で結果を出せるよう技術を高めていきたいです。また、警察官として更なる経験を積み、法律などの勉強や体力向上にも励むことで、どの分野でも活躍できる警察官を目指しています。