先輩の声
刑事警察
強行犯捜査
捜査第一課
強行犯捜査第二係
巡査長
被害者の無念を晴らすため、犯人検挙に向けて奔走する刑事の姿に憧れて警視庁に入庁しました。捜査第一課は凶悪事件を捜査する部署です。殺人や強盗、性犯罪、誘拐、立てこもり、脅迫など、取り扱う罪種は多岐にわたります。私は強行犯捜査第二係で、警視庁管内で発生した殺人などの凶悪事件の現場へ昼夜を問わず早期臨場し、事件性の判断や、初動段階において捜査方針を確立し事件を指揮する管理官の補助などを行っています。
殺人事件など、社会的反響の大きい凶悪事件の捜査に従事し、被害者のために事件解決に向けて尽力できることがこの仕事のやりがいです。以前、犯行を否認する被疑者の取調べを任されたことがありましたが、私では自供を得ることはできませんでした。後日、別の捜査員によって自供は取れたものの、自分の力不足を痛感して悔しい思いをしました。被疑者の検挙に至るまでには苦難の連続ですが、その分検挙できたときの達成感は何物にも代え難く、この仕事を選んでよかったと心から思います。
深夜の臨場など、十分な睡眠が取れない中で任務にあたることもありますが、少しの油断も許されないため、常に緊張感を維持することを意識しています。東京は他道府県と比較して人口が多いため、犯罪も圧倒的に多く発生しています。捜査第一課では係員一人ひとりが全力で職務にあたり、首都の安全・安心を守り抜くという使命感を持ちながら日々努めています。私が心掛けているのは、「誰のために、何のために」仕事をしているのかを見失わないこと。警察官の自覚を持ちながらも、都民の感覚も忘れないようにしています。
捜査第一課では、豊富な経験と知識を有する先輩や上司に囲まれ、毎日が勉強の日々です。まずは犯罪捜査の経験を積み、先輩方に負けない活躍ができる刑事警察のプロフェッショナルになることが目標です。その上で、ここで培った知見を生かして警察署で事件捜査に従事していきたいです。そしてこれからも一人でも多くの犯人を検挙し、被害者の無念を晴らしたいと考えています。