先輩の声
交通警察
交通機動隊
第三方面交通機動隊
第一中隊
巡査長
子供の頃から箱根駅伝でランナーを先導する白バイ隊員になることを夢見ていました。また、成長するにつれて首都である東京の安全・安心を守る力になりたいと考え、警視庁を志望しました。第三方面交通機動隊は、渋谷、原宿、目黒など幹線道路の多い都心を中心に、白バイの機動力を生かした交通違反取締りを通して、交通事故を未然に防ぐための活動や安全指導を行っています。都心部は車両の交通量や歩行者も多いことから、速度違反や信号無視、歩行者妨害などが起きると重大事故につながりかねません。そのため、各種交通違反を取り締まることで都民・国民を交通事故の脅威から守り、都内における交通事故を防止しています。
念願だった白バイ隊員となり、首都の交通事故を1件でも減らすため活動できることに日々やりがいを感じています。速度超過のドライバーを取り締まった際に、「あなたが止めてくれたおかげで、事故を起こさず家に帰ることができます」と言われた時はうれしかったです。私は、第三方面交通機動隊に配属されてすぐに白バイ本部特別訓練員に選抜され、厳しい訓練を経て、令和2年の全国白バイ安全運転競技大会で団体優勝に貢献することができました。また、天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」では白バイ隊員として車列に加わり、そして、令和3年の箱根駅伝ではランナーを先導するという小学生の頃からの夢を叶えることができました。
機動力の高さが白バイの長所ですが、一方で白バイの運転操作を誤ると自身の命に直結するだけでなく、歩行者や他の車両を巻き込む重大事故につながるおそれがあります。そのため、常に周囲を警戒しつつ、自覚を持って任務にあたることを心掛けています。また、プライベートから清廉潔白な生活を送るよう意識し、職場では警察官としての身だしなみや現場での立ち居振る舞いにも気をつけています。
全国白バイ安全運転競技大会での優勝経験は自信につながりました。この経験を糧にこれからは指導員として、これまで培ってきた白バイの運転技術を後輩たちに引き継ぎ、技術の底上げを図ることで、白バイ隊員の事故をなくすよう尽力したいです。