Q 前職と入庁の経緯を教えてください。
高校を卒業後、プロのサッカー選手として鹿島アントラーズなどでプレーしていました。9年間のプロ生活を経た後、怪我もあって現役を引退しました。その後、主に小学生を対象としたサッカースクールの指導者として7年間勤めましたが、これまでのサッカー一筋の人生から新たな人生を模索する中で、警視庁警察官の友人に刺激を受けたのがきっかけです。私には二人の子供がいますが、「正義を仕事とする警察官の仕事は、自分の子供たちにも誇れるのではないか」と思い、警察官になることを決意しました。

Q 現在の担当業務とやりがいは何ですか。
現在は、地域警察官として交番で勤務しています。地域警察官は、パトロールや巡回連絡、地理案内、遺失届・拾得物の受理、地域住民から相談受理のほか、110番通報を受けると現場に急行し、初動警察活動に当たります。事案は多岐にわたりますが、地域住民の声に親身になって耳を傾けることで、不安を解消できることや困っている人々の力になれることにやりがいを感じています。また、警視庁サッカー部にも所属しており、リーグ昇格に向けてチームに貢献したいと考えながらプレーしています。
Q 仕事をする上で大切にしていることは。
地域警察官は多くの住民と関わりますが、立場や価値観は様々なので、一人一人に合った対応を心掛けています。サッカー指導員の仕事では、子供たちや保護者の方々と接する機会が多くありました。相手の話をよく聞き、納得してもらえるようしっかり説明することの大切さなど、前職で培われたコミュニケーション力を生かしています。また、私自身が警察官になる前、私は警察官に対して力強さと誠実さを求めていました。今は、自分が警察官として常に都民に見られている立場であることを意識しながら勤務しています。

Q これからの目標は何ですか。
先を見据えることも大切ですが、今は交番勤務員として一人前になることを最優先の目標としています。私は、子供の頃から憧れていたプロサッカー選手になれたものの、怪我で選手生活を断念せざるを得ない悔しさを経験しました。しかし、警察官になったことで、自分の子供たちに「目標に向かって一所懸命努力すれば、夢は叶えられる」という姿を見せることができたのではないかと思います。これからも警察官として子供たちに誇れる仕事をしていきたいです。
- 令和2年(2020年)
- 入庁
- 令和3年(2021年)
- 町田警察署へ卒業配置 現職
