
先輩の声
交番
頼りになる存在として
地域住民の暮らしを守る。
小松川警察署
地域第三係
巡査長
群馬県出身
学生の頃に痴漢の被害に遭ったことをきっかけに、弱い立場にある子供や女性に対する犯罪を無くしたいという強い思いを抱き、警察官を志しました。その中で、警視庁には子供や女性に対する性犯罪などに発展するおそれのある事案を取り扱う専門部署「さくらポリス」があることを知り、迷わず志望しました。現在は、地域住民の暮らしを一番近くで守る地域警察官として、パトロールや職務質問、巡回連絡、交通違反取締り、地理案内、遺失届・拾得物の受理、110番通報の対応などの初動警察活動に当たっています。
地域住民の方々の不安を軽減し、安全・安心な暮らしを支える一助となれることに警察官としての誇りを感じています。痴漢の被害に遭い、恐怖を抱えて涙を流している少女の応対をしたときのことです。同じ女性として被害に遭った少女の心情に寄り添い、時間を掛けながら徐々に信頼関係を築いたことで、「丁寧に話を聞いてくれて安心しました。ありがとうございました。」という言葉を頂きました。このような感謝の言葉を頂く瞬間が何よりのやりがいであり、誇りを感じます。
110番通報を受けた際は早期に臨場し、初動警察活動に当たるのが交番勤務員です。事案は多種多様であり、同じ現場は一つとしてありません。また、社会情勢の変化によって住民の心情や犯罪の手口も刻々と変化していきます。近年は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、生活への不安やストレスによって生じるDV事案や高齢者を狙った給付金詐欺も増加しています。あらゆる現場で的確かつ迅速に対応できるように幅広い視野を持ち、学び吸収し続ける姿勢を大切にしています。
これからも都民に信頼される警察官を目指して、「住民の声」に耳を傾け、日々の業務に誠実かつ丁寧に向き合っていきます。そして、将来は、「さくらポリス」のある生活安全特別捜査隊に所属して、子供や女性に対する犯罪を未然に防ぐ捜査員として誰もが安心して暮らせる社会の実現に貢献していきたいです。