
先輩の声
機動捜査隊
機動力を生かし
被疑者の早期検挙を目指す。
第三機動捜査隊
巡査部長
埼玉県出身
警視庁の刑事として誇りを持ち、忙しくも充実した日々を送る父の姿に幼い頃から憧れを抱いていました。そんな父の背中を見るうちに、「同じ土俵で、父を超えたい」という目標が芽生え、迷うことなく警視庁を志望しました。機動捜査隊は、24時間体制で重要事件が発生した現場に捜査車両で急行し、警察署の捜査員と一体となって初動捜査に当たります。機動力を生かして事件解決の第一歩を素早く踏み出し、被疑者を早期検挙するため聞き込みや防犯カメラの捜査などを行い、昼夜を問わず足取りを追い掛け奔走しています。
第三機動捜査隊は、東京都の多摩地区全域を担当しており、殺人や強盗、性犯罪、特殊詐欺など幅広い事件の初動捜査に携わります。機動力を生かして、各部署と連携しながら多くの事件現場に臨場し、被害者のために尽力できることが誇りでありやりがいです。近年は弱い立場にある女性を狙った性犯罪も多く、同じ女性として被害に遭った方の心情に寄り添いながら信頼関係を築き、有力な情報を得て被疑者の検挙につなげたときの達成感は、何物にも変えられません。
一つ目は、現状に満足せず精進し続けることです。時代の変化に伴い、法律や捜査手法、犯罪の手口も変わっています。近年では、インターネットやSNSに起因する犯罪が後を断ちません。初心を忘れることなく、今の時代に求められる知識や技術を習得し続ける姿勢を大切にしています。二つ目は、常に疑問を持つことです。どの現場でも「犯人はどう行動したのか」「被害者はどう感じたのか」などを想定しながら、迅速かつ最適な判断ができるよう多角的な視野を持つことを心掛けています。
同じ事件は一つとしてありません。これからも刑事の道を突き進み、多種多様な事件に携わりながら、豊富な経験と知識を有する上司や先輩から多くのことを学びたいと思います。そして、一人一人の被害者と真摯に向き合い、「この人なら力になってくれる」と信頼される存在になりたいです。その上で、機動捜査隊で培った知見を生かし、将来は捜査第二課で「知能犯捜査」に携わり事件解決のために活躍することが目標です。