
先輩の声
サイバー空間における
安全・安心を強化する。
サイバーセキュリティ対策本部
企画担当
巡査部長
群馬県出身
子供の頃から正義感が強く、世話好きで人と関わることも好きだったので、警察官が自分に向いていると考えていました。また、大学生の頃、女性警察官から警察業務の魅力や警視庁は女性警察官の数が圧倒的に多いという話を聞き、入庁を志望しました。サイバーセキュリティ対策本部は、サイバー空間の安全・安心を守るための各種対策を推進する司令塔です。私は、企画担当として警視庁におけるサイバーセキュリティ戦略に関する各種施策の企画と立案、部門間連携に関する企画調整などを行っています。
デジタル化の進展により、サイバー空間の安全・安心の確保は世界共通の喫緊の課題となっています。私自身これまで警察署で地域警察官や捜査員として勤務していましたが、サイバー関連事案の被害相談を受けることが多くあり、相談者に的確なサイバーセキュリティの指導や助言ができるようになりたいと切望していました。そうした中、サイバーセキュリティの最前線で働くことは自分にとって新たな挑戦であり、日々やりがいを感じています。
サイバー空間では、新しい技術を使用した新たな手口の犯罪が次々と発生しています。つまり、「昨日まで対処できていたことが明日には対処できない」ということが常に起こり得るのです。そのため、警視庁ではサイバーセキュリティに関する研修や講習を実施するなどして人材育成に努めているほか、都民のサイバーセキュリティ意識の向上を目的とした各種対策を積極的に行っています。サイバーセキュリティ対策本部は全国警察に先駆けて発足していることから、様々な施策について他道府県警察から助言や指導を求められることも多いため、新しい情報を収集するなど知識や技術の向上に努めています。
サイバー空間は、今や私たちの生活になくてはならないものとなっています。最前線で活動するサイバーセキュリティ対策本部で多様な知識や技能を身に付け、サイバー関連事案に迅速かつ的確に対処できる捜査員となることが目標です。