
先輩の声
会計
手掛かりを見付け出し
落とし主に返還する。
赤坂警察署
厚生係
主任
東京都出身
警視庁警察官である叔父やいとこの話から警察行政職員という職種を知り、警視庁の採用イベントに参加しました。そこで、行政職員でありながら警察官とともに治安維持に貢献できることに魅力を感じたことや、規模の大きい警視庁では取り扱う事案が多いため、様々な経験をすることで自分自身の成長につながる点に魅力を感じて入庁を志望しました。現在は、警察署や交番に届けられた拾得物を調査し、落とし主を特定して返還する遺失物業務を担当しています。
警察署や交番には一日に多くの落とし物が届きますが、落とし主の方に返還できた際に感謝の言葉をいただいたときは「この仕事をやっていてよかった」とやりがいを感じます。中でも、落とし物として届いた財布を返還した際に、落とし主の方から「これは妻にもらった大切な財布なんだ、本当にありがとう。」と感謝の言葉をいただいたことが、とても印象に残っています。私たちにとっては数ある落とし物の一つであっても、落とし主にとっては大切なものです。返還するときの安心した表情やうれしそうな様子を見ると、自分もうれしい気持ちになります。
赤坂警察署は都心のビジネス街にあるため、ビジネス鞄やパソコン、携帯電話、タブレット端末、社員証など仕事に欠かせない落とし物も数多く届きます。一刻も早く返還できるよう迅速かつ適切な対応を心掛けています。また、無記名の落とし物が届いた場合は、遺失届が出ていないか、ほかに手掛かりがないかなど、確認漏れや僅かな形跡を見逃さないようにしています。
これまで勤務する中で多くの尊敬できる上司と出会い、警察職員としての基本から実務まで様々なことを指導していただきました。今後は自分もそうなれるよう、常に学ぶ意識を持ちながら多くのことを吸収し、自らのスキルアップにつなげていきたいです。また、窓口や電話対応の際に外国人に対して上手く伝えられず苦労したこともあったので、英語の勉強にも努めたいと思っています。