
先輩の声
保安
都民の生活を脅かす
様々な事案を取り締まり
安心できる街を実現する。
浅草警察署
保安第二係
巡査部長
岡山県出身
高校生の頃、アルバイトをしていたレストランで客の男性が突然暴れはじめ、怖くて動けなくなったことがありました。その際、すぐに警察官が駆け付けてくれて、怪我人もなく、とても安心したことが強く印象に残り、私も人々の安全を守りたいと警察官を志しました。地元警察も考えましたが、首都・東京は繁華街が多く、警視庁は他道府県警察と比べて各部門が細分化されているため、自分が活躍できる場所が多いと考え、入庁を決意しました。現在は保安係員として、違法風俗店や売春などの風俗事犯の取締りのほか、痴漢や盗撮などの迷惑防止条例違反事件、不法投棄事案、偽ブランド品の取締りなどを担当しています。
担当する地域には、人の集まる観光地や風俗エリア、簡易宿泊所地区などがあるため、様々な事案が発生します。その中で、生活安全捜査員として日々経験を積みながら成長できることにやりがいを感じています。また、犯罪の温床となるような違法風俗店をはじめ、客引きや違法スカウトなど都民の生活を脅かす様々な事案を見逃さず、取締りによって地域の治安を確保し、都民の平穏な生活を実現することを使命とする業務に誇りを持っています。
保安係は一般の方と接することも多いことから、都民に対しては丁寧な対応を心掛け、一方で被疑者と対峙するときは毅然とした姿勢で臨んでいます。また、どんな取扱いでも相手の気持ちに寄り添うことを大切にしています。ある事案で、被疑者検挙のため被害者である少年の保護者の方に協力をお願いしたところ、子を思うがゆえに「被害届を出すことができない。」と言われ、説得が難しかったことがありました。それからは、事案の大小に関わらずしっかりと相手の立場や心情をくみ取る対応を心掛けています。
新型コロナウイルス感染症の拡大が落ち着けば、海外からの観光客も増えてくることが予想されます。土地柄、外国人の取扱いも多いことから、今後は外国文化の理解に励み、語学についても勉強していきたいと考えています。