
先輩の声
機動隊
治安維持の要となって
日本の中枢を守り抜く。
第三機動隊
第一中隊
巡査長
神奈川県出身
小学生の頃から共にラグビーをしていた憧れの先輩に警察官を勧められたことがきっかけです。私は、日本の中枢を守るスケールの大きな仕事に携わることで、自分自身を大きく成長させることができると考え、迷わず警視庁警察官を志望しました。機動隊は、国会議事堂や総理大臣官邸などの重要防護施設を24時間365日警備し、様々な不法行為の未然防止に努めています。また、デモ行進の整理などを行う治安警備、祭礼などの混雑による事故を防ぐ雑踏警備、地震や台風などの災害現場で被災者の避難誘導や救助を行う災害警備など社会情勢に応じて各種警備活動に当たっています。
首都・東京には、日本の中枢を担う多数の重要防護施設が存在します。治安維持の要である機動隊の一員として、最前線で日本を守っているという誇りを感じています。私自身は中隊の無線長として、主に無線を通して隊員に正しい情報を正確に伝える任務を担当しています。各種検定の取得や技能講習の受講などを通して自分の得意なことを極め、仕事に貢献できることも大きな魅力です。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をはじめとした大規模警備を何事もなく無事に完遂したときの達成感は忘れられません。
機動隊の仕事は、小さなミスが国全体に大きな影響を与えるおそれがあるため、誤った判断は許されません。情勢が刻々と変化する中において、広い視野を持ち、思考しながら行動するよう心掛けています。そして、中隊の仲間たちとは密に報告・連絡を取り合い、常に連携して警備に当たることから強固なチームワークが欠かせません。勤務時間のみならず、ふだんの生活から何でも意見を言い合える関係性を築くことで、今では隊員と目線だけで合図が送れるようになりました。
より多くの現場経験を積みながら更なる自己研鑽に励み、初心を忘れず成長し続けていきたいです。そして、今後は後輩の育成にも注力し、警視庁全体の警備力を底上げすることで世界一安全な都市・東京を実現したいと思います。また、第三機動隊第一中隊はラグビー中隊でもあり、休日などを利用して仲間たちと練習に励んでいます。現在は関東社会人1部リーグに所属していますが、「トップイーストリーグ」への昇格を目指して精進しています。