
先輩の声
交通安全教育
心に残る交通安全教育で
悲しい事故から
子供たちの命を守る。
赤羽警察署
交通総務係
巡査長
埼玉県出身
大学3年生の時に参加した就職説明会がきっかけで、「誰かのために働く」警察官の仕事に興味を持つようになりました。地元警察も受験しましたが、警視庁は日本を代表する警察組織であり、ここで自分ができることを探したいと考え、入庁を決意しました。現在は交通総務係で、運転免許業務のほか、保育園や幼稚園、小学校などを訪れ、児童を対象に交通安全教育を行っています。子供たちに交通事故に遭わないための知識を体験的に身に付けてもらうため、交通ルールや横断歩道の安全な渡り方などを指導しています。
多くの人が集まる首都・東京で、一人一人の交通安全意識を向上させることにより、全国に事故のない交通社会を実現させることが警視庁の使命だと考えています。また、小学校などで行う交通安全教育では、子供たちが目をキラキラさせて私の話を聞き、「これからはお巡りさんの言うとおり、きちんと交通ルールを守るね。」と笑顔で話してくれるのを見るととてもやりがいを感じます。子供たちが悲しい事故に遭わないように、心や記憶に残る交通安全教育を心掛けています。
私の理想の警察官像は「優しい警察官」です。思いやりを持って接することで相手も自分も気持ちが良くなりますし、笑顔は強い武器であると考えています。交通安全教育では子供に伝わる言葉で話すほか、飽きずに興味を持ってもらえるように身振り手振りや小道具を工夫するなど、聞き手の反応に気を付けながら指導しています。横断歩道の渡り方などでは、体を動かしながら楽しく学んでもらう一方で交通事故の悲惨さについて、一緒に考えてもらうため、楽しさと緊張感のバランスを取りながら交通安全教育に取り組んでいます。
1件でも多く悲しい事故を減らせるように、子供から大人まで都民一人一人の交通安全意識の向上に努め、交通事故で悲しむ人をゼロにしたいです。そして、今後も交通安全教育の経験を多く積み、これまで以上に勉強にも取り組み、都民に安心感を与えられる警察官になるのが目標です。