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先輩の声

輝く女性職員

警視庁は男性ばかりの職場だと思われがちですが、
実は多くの女性警察官、警察行政職員が活躍しています。
女性の視点を生かし職務を遂行する彼女たちの価値観、仕事観をご紹介します。

職務質問の
スペシャリストとして
都民の暮らしを守り抜く。

第一自動車警ら隊 第三中隊 巡査部長 2010年入庁 千葉県出身

Q 現在の仕事内容を教えてください。

自動車警ら隊は、パトカーによる警ら活動を行い、不審者への職務質問により各種犯罪を検挙することで首都・東京の治安維持に努めています。その中で、私は「職務質問技能指導員」として若手警察官の職務質問技能向上に向けた指導をしています。また、「子育てアドバイザー」として一児の母である自らの経験を生かしながら、仕事と子育てを両立する職員のサポートも行っています。一人一人の話をよく聞いて相談に乗り、不安や問題の解消を図ることで、子供を持つ全ての警察職員が安心して働くことのできる環境作りを目指しています。

Q 仕事のやりがいを教えてください。

大衆の中に隠れている犯罪者を見付け出し検挙することで、重大犯罪を未然に防ぎ、都民の安全・安心な暮らしを守ることが、職務質問を行う私たち自動車警ら隊員の使命です。女性ならではの視点を大切にしながら、対象者の不審点を追及して検挙したときには大きなやりがいを感じます。そして、仲間の応援要請にいち早く駆け付け、検挙をサポートした際には自分のことのようにうれしく達成感が得られます。

Q これまでに一番印象に残っている
エピソードは?

パトロール中に職務質問をした男性の所持品から他人名義のクレジットカードを見付けたため、その理由を追及すると、道で拾ったにも関わらず交番に届けず、コンビニでカードを使用していた事実が判明したことから検挙しました。そのことを伝えるために被害者宅に連絡をすると、被害者の方は既に他界した男性でその奥様と話すことができました。「夫が他界した後にカードを使われて、請求書が届いたのでとても不安でした。これからは安心して生活ができます。」と奥様から感謝の言葉をいただき、より一層人のために仕事をしようと気合いが入りました。

Q 女性警察官は
どのような活躍をしていますか?

男性が気付きにくいことも、女性からすると違和感や不審感を覚えることが意外に多くあります。また、「所持品を検査するのが女性警察官なら、犯罪を見抜けないだろう」と相手が油断するケースもあります。男性警察官と女性警察官が互いに足りないところを補い合うからこそ、様々な犯罪者を検挙することができると実感しています。そして、女性警察官が母親としても安心して活躍するためには、仕事と子育てを両立できる環境の整備が欠かせません。警視庁には、子育て支援制度が豊富にあり、理想とする警察人生に挑戦し続けることができます。

Q これからの目標を教えてください。

今後の目標は、一人でも多くの特殊詐欺被疑者を職務質問により検挙することです。オレオレ詐欺や還付金詐欺、キャッシュカードのすり替えなど毎日各地で数多くの被害が発生しています。高齢者などの弱い立場にある方を狙う犯罪は、極めて悪質であり、決して見過ごすわけにはいきません。辛い思いをしている被害者の無念を晴らすため、これからも職務質問の技術向上に努め、詐欺の撲滅に尽力したいです。

受験生にメッセージをお願いします。

警察官と言うと男性のイメージが強いかもしれませんが、現在は女性の幹部も増え、女性警察官の活躍なくして警視庁は成り立ちません。そして、自分の仕事が首都・東京の治安維持に貢献したときには大きな達成感が得られます。時代の変化、さらに社会情勢に対応した警視庁であり続けるためには、皆さんの感性と原動力が必要です。一緒に働けることを楽しみにしています。

語学力を生かし
国際犯罪を撲滅する。

国際犯罪対策課 第四対策係 巡査部長 2013年入庁 埼玉県出身

Q 現在の仕事内容を教えてください。

国際犯罪対策課では、来日外国人による犯罪や複数の国をまたいで暗躍する国際犯罪組織の取締りに当たっています。私が所属する係は国際捜査共助を担当しており、世界195の加盟国・地域を有する国際刑事警察機構(インターポール)と警察庁を通じて、各国の捜査機関と国境を越えた連携を取りながら、国際犯罪組織の撲滅に奔走しています。私は、学生時代に学んだ英語を生かし、外国捜査機関への捜査協力要請を行ったり、外国捜査機関からの要請を受け、その国の事件捜査に必要な証拠や資料を提供したりする任務に従事しています。

Q 仕事のやりがいを教えてください。

国際社会の情勢に連動した犯罪のグローバル化が進む昨今、私たちが外国捜査機関との橋渡しを担うことで、国際犯罪を防ぐ一助となれることがやりがいです。例えば、被疑者が国外逃亡している場合には、関係国との捜査協力を通じて被疑者の所在確認を行い、各種条約に基づく引渡しを受けるなどして確実な検挙に貢献することができます。外国捜査機関への協力要請は、英語で行う必要があります。これまでは英語が得意というわけではありませんでしたが、日々の英語での業務を通じて今では語学力に自信を持つことができています。

Q 「難しかった」仕事のエピソードは?

外国捜査機関は、文化や法令、価値観など、日本の警察とは異なる点が数多くあり、同じ事案でも相手国が異なれば対応の仕方が全く異なってきます。例えば、個人情報の開示を依頼する際、日本で必要とされる資料を全て用意しても、相手国独自の資料を要求されることがあります。また、仕事に対する姿勢にも文化の違いがあり、一定の業務に想定以上の時間を要する場合もあります。このように同じ事案は一つとしてないため、相手国を尊重しながら臨機応変に対応することを大切にしています。

Q 女性警察官は
どのような活躍をしていますか?

警視庁にはとても多くの職種があるため、自分の能力や特性を生かすことのできる仕事に必ず出会えます。私自身、国際犯罪対策課に着任してから各国の法令や情勢など様々な知識を習得し、それらをほかの人に教える仕事に大きなやりがいが得られることに気付きましたし、その気付きを生かして、職員のスキルアップを目的とした資料作成にも携わっています。また、先輩や同僚の中には、仕事と子育てを両立しながら限られた時間で大きな成果を上げている女性警察官がたくさんいます。ワークとライフのバランスを大切にしながら自分にしかできない仕事がきっと見付かるはずです。

Q これからの目標を教えてください。

英語の習得などを通じて日々勉強に取り組む習慣が身に付いたので、これからは更なるスキルアップのために情報処理などの各種資格取得に挑戦し、自らの可能性を広げていきたいです。そして、機会があれば英語が話せる警察官として、語学力を生かすことのできる様々な業務にも積極的にチャレンジしたいです。

受験生にメッセージをお願いします。

日本の首都である東京は世界から注目されている都市であり、国内外から多種多様な人々が訪れます。警視庁の多岐にわたる職種から、自分の特性を生かせる仕事を見付けて、東京そして世界の安全・安心のために働くプライドをぜひ皆さんも感じてほしいです。皆さんと一緒に働けることを、心待ちにしています。

イラスト作成の特技を生かし
都民や職員に向けて
発信する。

施設課 設備保全係 主任 2015年入庁 神奈川県出身

Q 現在の仕事内容を教えてください。

施設課は、警察署や交番といった警察施設の新改築、保全に関する業務を担っています。私は、設備保全係で主に庁舎における衛生環境の保持に関する業務を行っています。各庁舎の清掃業務を行う業者と年間契約を結び、契約どおりに業務が履行されているかを監督員という立場で確認・指導し、来庁される方々や職員のために庁舎のより良い衛生環境の維持に努めています。また、子供の頃から得意としていたパソコンを使ったイラスト作成の特技を生かし、職員に向けた省エネの取組を意識付けるポスターや施設の保全に関する「施設課だより」を作成し発信しています。また、都民の方々に向けた特殊詐欺被害防止のための広報ポスター・チラシや警視庁の採用広報キャラクターの作成、各部が実施するイベントなどで配布するグッズのデザインなども手掛けています。

Q 仕事のやりがいを教えてください。

施設の清掃は職員の安全確保の面でも重要であり、良い職場環境は良い仕事につながるため、施設の衛生面から職員の働きやすさを支えていることにやりがいを感じています。また、ポスターやチラシなどの作成においても、都民や職員のためになる仕事という点では共通しているため、自分本位ではなく、「相手本位の仕事を」を日々心掛けています。自分の特技や能力を都民や職員のために最大限生かすことができるので、日々充実しています。

Q これまでに印象に残っている
エピソードは?

所属からの依頼を受けて、特殊詐欺の注意喚起を目的としたイラストを作成したところ、バスの車内で自分のイラストが使用された中吊り広告を見付けました。また、友人から「自宅に注意喚起の折り込みチラシが届いた」との連絡を受け、自分の特技が警察活動に生かされていることを実感し、誇りに感じました。今後も作成したポスターなどが一人でも多くの人の目に留まり、特殊詐欺などの被害防止に貢献できたらうれしいです。

Q 女性警察行政職員は
どのような活躍をしていますか?

警視庁は出産・育児に関する制度が充実しており、特に育児休業からの復職後は公私両面のサポート制度が整っていますので、仕事と育児を両立しながら活躍している女性職員が非常に多いです。女性ならではの視点が必要となる仕事も多く、自らの考えを仕事に反映することができるのでやりがいを感じながら働くことができます。また、女性幹部の人数も年々増えており、キャリアアップにも力を入れています。

Q これからの目標を教えてください。

「与えられた武器で最大限戦う」ことを意識しており、私はイラストを作成する際も所属に配備されている端末のソフトを使用しています。今後は、イラストだけではなく、特殊詐欺被害防止などを目的としたアニメーションも制作し、一人でも多くの人が被害に遭わないよう広報したいと考えています。また、自分の制作物をきっかけに警視庁に興味を持ってくれる人が増えるよう、「人々のためになる仕事」を今後も続けていきたいです。

受験生にメッセージをお願いします。

警視庁は大きな組織なので、多種多様な業務があることから様々なことに挑戦できます。私のように、自分の得意なことや長所を生かせる仕事にきっと出会えるはずです。また、警察官と警察行政職員は異なる職種ではありますが、両輪となって同じ警視庁に勤める仲間であり、差を感じることはありません。最近では、男性職員の育児参加も推進していますので、女性だけが育児をする環境ではなくなりつつあり、結婚、出産、育児をしながら長く活躍できます。皆さんの活躍を楽しみにしています。

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