VOICE先輩の声
一番身近な警察官として
地域の治安を守り続ける。
八王子警察署
地域第三係
巡査長
神奈川県出身
地元県警察で、人々を守るために汗を流す祖父と父の姿を見て育ったことがきっかけで、物心が付いた頃から正義の味方である警察官に憧れを抱いていました。そして、警察官として活躍する父を超える存在になるため、約1,400万人が暮らす首都・東京という大舞台で大きく成長したいと考え、警視庁への入庁を決めました。現在は交番で勤務する地域警察官として、パトロールや職務質問、巡回連絡、地理案内、遺失届・拾得届の受理、110番通報の対応などに従事しています。交番を訪れる様々な方の相談に応対する地域警察官に一日として同じ日はなく、刺激の多い毎日を過ごしています。
「交番のお巡りさん」として、都民の一番近くでいつもの暮らしを守る使命を担っているため、地域住民から温かい言葉を頂く機会も多くあります。ある日、住所が書かれたメモ紙を持って立ち尽くしている高齢女性を見掛け、目的地まで地理案内をしました。後日、その女性から警察署に「ご丁寧に対応してくださり大変助かりました。お巡りさんのおかげで無事にたどり着くことができました。」とお礼の電話を頂きました。ささやかな出来事かもしれませんが、このような感謝の言葉が交番勤務ならではのやりがいであり、人の役に立つ警察官の仕事に誇りを感じる瞬間です。
私たち警察官にとってはよくある取扱いの一つでも、地域住民にとっては一生に一度の相談となるかもしれません。このことを胸に刻み、第一印象で信頼や親しみを感じていただけるよう、身だしなみを整えることはもちろん、丁寧かつ親切な言葉遣いや態度を心掛けています。また、交番を訪れる方の状況は人それぞれであるため、高齢の方にはゆっくりハキハキとした発声を、子供には同じ目線での対話を心掛けるなど、一人一人に応じたコミュニケーションを大切にしています。近年は外国人観光客も増加しており、翻訳アプリなども駆使しながら日本の魅力を最大限に伝えられるよう奮闘しています。
これからも都民や仲間に信頼される警察官を目指して、一つ一つの取扱いに真摯に向き合っていきます。そして将来は、長年の野球経験で培った体力や忍耐力を生かして、警備警察の一員となり日本の中枢を守る任務に就くことが目標です。専門的な知識や技術を身に付け、警護対象者の身辺を守るSPになるという幼い頃からの夢を叶えたいです。
同じ寮に住む親しい先輩や、高校の野球部で切磋琢磨した仲間と野球観戦で盛り上がることが休日の楽しみの一つです。また、寮に併設されたジムで筋力トレーニングに励むことが日課で、平日・休日を問わず汗を流しリフレッシュしています。