VOICE先輩の声
地域の学生に向けて
警視庁で働く魅力を伝える。
綾瀬警察署 警務係
巡査部長
神奈川県出身
幼い頃から走ることが好きだったこともあり、テレビでよく見た箱根駅伝を先導する白バイ隊員に憧れたのをきっかけとして、警察官に興味を持ちました。大学生となってからも警察官になりたいという目標は変わらず、首都ならではの幅広い仕事ができる警視庁を志望しました。警務係は、警察署の運営に欠かせない事務方として幅広い業務に携わります。私は、一人でも多くの学生などに警視庁の仕事の魅力を伝え、就職先として考えてもらえるよう働き掛ける採用業務と、綾瀬警察署管内における犯罪の発生状況の集計をする統計業務を担当しています。
採用業務では、地域の高校などを訪れて警察業務の魅力を学生に伝える活動をはじめ、警察署一日体験といった採用イベントの実施や、警察署が主催する交通や防犯のキャンペーンにおいて保護者の方に向けた採用案内などを行っています。警視庁で働く魅力は数多くありますが、中でも組織の規模が大きく多種多様な職種があり、様々な仕事が経験できることや交番勤務員は4交替制なので体に負担なく仕事ができること、給与などの待遇面が良いことなどをお伝えしています。一人でも多くの学生に警視庁職員を志望してもらい、仕事に誇りを持って働くお手伝いができるのがやりがいです。
どの業務であっても、必ず相手の立場で考え、親近感を持ってもらえるように努めています。警視庁を志望する女子学生と出会った時のことですが、採用関係のチラシを送付する際に直筆の手紙も同封したところ、しばらくして「これから採用試験を受けてきます。」と署を訪ねて来てくれたのがとてもうれしかったです。また、受付業務をしていた際、落とし物をして困っていたろう者の方と筆談でやり取りしたことがありました。数日後、この方が落とし物を引き取りに再び来署されることを知り、「また困ったことがありましたらお声掛けください。」と簡単な手話を覚えて対応したところ、とても喜ばれていた表情が今でも忘れられません。
今後は、再び知能犯捜査の刑事として汚職事件や企業犯罪などの検挙に携わりたいです。また、女性職員がより働きやすい職場環境作りを推進する部署でも働いてみたいと考えています。警視庁は福利厚生制度が非常に充実しており、私たちの世代が率先して制度を利用しながら活躍することで、子育てをしながらも憧れてきた仕事、やりたい仕事を続けられる職場環境をこれから警視庁職員となる皆さんに引き継いでいきたいです。
走ることが好きなので毎日ランニングしています。最近では仕事が終わると、ランニングウエアに着替えて綾瀬警察署の周辺を10キロ走っています。目標はフルマラソン完走です。また、休日には山登りやマス釣りに行くなどしてリフレッシュしています。