VOICE先輩の声
警察施設の機械設備工事で
快適な職場環境を作る。
施設課 機械設備第一係
主事
福島県出身
消防団員である父の影響もあり、幼い頃から漠然と「人のためになる人生を送りたい」という思いを抱いていました。そして、大学で学んだ機械設備の専門性を生かしながら国民の安全・安心を守る警察組織で働く道があることを知り、首都・東京を守るためにプロフェッショナルが集う警視庁に強く憧れ、入庁を決めました。機械設備係は、102の警察署を含む約2,300か所にも及ぶ警察施設の空調や給排水、昇降機、機械式駐車場などの機械設備工事に伴う設計と現場監理を担当しています。同じ施設課内の建築係や電気設備係と連携しながら、新築・改修工事を実施することで、建物の機能を維持するとともに、そこで働く警察職員が快適に勤務できる警察施設を作ることが私たちの使命です。
都民の暮らしを守るために現場の第一線で働く警察職員が、快適かつ円滑に業務を進められる職場環境を作るという責任ある仕事に、日々やりがいを感じています。警察施設という特殊な機械設備の設計を一から行い、実際の工事で形にしていくことは容易ではありませんが、上司や先輩に相談しながら一つ一つ地道に課題を解決し、新たな機械設備が正常に稼働した時の達成感は何にも代えられません。令和5年2月に竣工した志村警察署の新築工事では、約1年間にわたり施工監督を補佐する立場を務めました。毎週の定例会議に参加し、時には工期遅延などのトラブルにも対応しながら新庁舎の完成に至った経験は、大きな自信になりました。
機械設備工事には、警視庁内の各所属はもちろん、民間の設計事務所や施工業者、インフラ事業者など、たくさんの人々が関わります。日頃から綿密なコミュニケーションを心掛け、警察施設の機能を維持させながら、快適性向上のため新築・改修するという同じ目的を共有し、より効果的な方法を共に模索することを何よりも大切にしています。また「省エネルギー」に対する意識の高まりなど、時代と共に変化する機械設備のトレンドを把握することも欠かせません。機械設備の知識や技術の幅を広げていくため、どのような時にも向上心を持ち学び続けていきたいと思います。
今後もたくさんの経験を積み、尊敬する上司や先輩方のように警察施設における機械設備のプロフェッショナルとして、警察内外の誰からも頼りにされる存在へと成長していきたいです。また、自らのスキルアップのためにも国家資格である「建築設備士」の取得に向けて、日々勉強していきます。
休日は、山梨県などの自然豊かな土地でクライミングを楽しんだり、学生時代から愛用しているロードバイクで海沿いを走ったりと、汗を流してリフレッシュする時間を大切にしています。また、空き時間を見付けて資格勉強にも取り組むなど、日々の自己研鑽を心掛けています。