VOICE先輩の声
現場を撮影・中継し
警察活動を支援する。
装備課 通信管理運用センター
通信企画係
主任
長野県出身
就職活動の際に興味のあった警察について調べていたところ、警視庁警察行政職員の存在や電気技術職を採用していることを知り、大学で習得した電気電子工学の知識を生かしたいと思い志望しました。地元の県庁も最終合格しましたが、当時、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を控えていた首都・東京で自分の力を試したいと思い、警視庁を選びました。装備課は、装備資機材や被服、車両、通信のそれぞれの分野の運用管理を行っています。私は通信を担当する通信管理運用センターで、映像を駆使して警察活動をサポートする警察テレビの業務を担当しています。警備現場や災害現場、警視庁内の行事などをビデオカメラで撮影・中継し、映像編集も行っています。
映像は様々な場面で活用されています。大規模な国家行事での警備現場の撮影や、静岡県熱海市での土砂崩れなど他道府県で災害が発生した際には広域緊急援助隊員として出動して現場の様子を撮影するなど、様々な経験ができることにやりがいを感じています。中でも、私が志望するきっかけとなった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会での警備に従事できたことは感慨深く、日本の首都を守っていることを強く感じ、誇らしい気持ちになりました。
映像は、警備現場などにおいて部隊を指揮するための重要な情報の一つです。現場の様子や雰囲気、混雑具合、部隊の活動状況などリアルな情報を指揮統括する部署に送ることで的確な警察活動につなげます。そのため、どのような環境下であっても、指揮する側が求めている映像を提供できるよう心掛けています。また、機材の扱い方はもちろんのこと、映像を伝送する無線やネットワークの知識も欠かせません。電気技術の専門職として警視庁で仕事していることを忘れず、一流の技術者になることを目指して業務に取り組んでいます。
入庁するまで映像分野は未経験でしたが、これまで知らなかった映像技術や知識を業務で身に付けることができました。これからも引き続き技術や知識の習得に励むとともに、電気技術に関する資格の取得を目指していきたいです。
平日は子供たちが早く寝てしまうので、休日は家族4人で過ごす時間を大切にしています。近所の公園に遊びに行ったり、車で少し遠出して大きな公園で遊んだりしています。子供たちが大きくなったら旅行にも出掛けて、様々なことを一緒に経験していきたいです。