VOICE先輩の声
警備艇の舵を握り、
海、河川の安全を維持する。
東京湾岸警察署
計画係
主事
高校、短期大学で学んだ船舶技術を生かせる仕事をしたいと思っており、警視庁警察官の父から海技職の重要さを聞かせてもらったことがきっかけで、警視庁を志願しました。現在は警備艇を操縦して水上パトロールを行い、不法行為の発見に努めるとともに、人命救助、事件・事故の証拠品捜索、各種警戒警備に従事しています。また、大型警備艇「あおみ」の整備責任者である機関長として、機関の保守整備や操縦を担当しています。大型艇は大島などの離島へも派遣されるため、活動範囲は広域にわたります。。
東京湾岸警察署水上安全課は、警視庁の警備艇を運用する唯一の部署です。保有する警備艇は20隻以上ありますが、全長15mを超える大型艇は「ふじ」と「あおみ」の2隻だけです。そうした特別な船を運航する整備責任者である機関長という立場で勤務していることに誇りを持っています。東京には国際空港である羽田をはじめ、日本と海外をつなぐターミナルが多くあり、天皇陛下の行幸啓や内閣総理大臣の外国訪問、各国要人の来日など、国際的なイベントの海上警備など警備艇を利用した警備活動に携わる機会があり、大きなやりがいを感じます。
110番通報を受け、警備艇を操縦して現場に向かう際は、事故防止を図った上で、迅速かつ安全に臨場しなければなりません。操縦にあたっては、機関の点検と調整を徹底し、常に変化する気象条件や水面の状況などに注意を払っています。警備艇の業務はチームワークが大切です。一緒に乗船する同僚と連携を取り、互いに広い視野で冷静な対応をすることを心掛けています。都民・国民の安全・安心につながる活動を行うことが私たちの役割であり使命だと考えています。
大型艇「あおみ」の機関長として、緊急時でも迅速かつ的確な判断や対応ができるように更に多くの知識を身に付けたいと思っています。また、水上では些細な出来事でもトラブルにつながるので、今後も様々な経験を積むことで事前に予見できる力も養っていきたいです。「経験に勝るものなし」だと考えています。
警視庁駅伝大会の練習に参加したところ、他のメンバーに全くついていけなかったのが悔しくて、休日はもっぱらランニングに励んでいます。きついトレーニングを続けることで、仕事でもプライベートでも諦めずに最後までやり切る粘り強さが身に付いたと感じています。大会で目標タイムを出して、駅伝でも区間上位で走り切るよう頑張っていきたいです!