Q 現在の仕事内容を教えてください。
警務係は、警察署の運営を行う係です。警察署全体の動きを把握し、全ての署員が働きやすい環境を整える役割を担っています。業務内容は多岐にわたりますが、その中で私は主に、パソコンやUSBなど各種端末等の保守管理、拳銃の管理、全署員が申請する超過勤務手当や特殊勤務手当などのシステム管理を担当しています。言わば縁の下の力持ち的な存在ですが、地域の安全・安心を守るために現場の第一線で奮闘する警察官の活動を支えられることに、日々やりがいを感じています。また、日頃から周囲に何気ない声掛けをすることで職場内のコミュニケーションを活発化させ、誰もが気軽に意見を発信し、互いに助け合える職場環境を構築することにも注力しています。
Q 自身が活用した育児支援制度は?
・出産支援休暇
・育児休業
・育児参加休暇
・子どもの看護休暇
Q 特に利用してよかった育児支援制度は?
最長で3年間取得できる育児休業です。令和3(2021)年の秋、妻が難病を発症して入院することとなりました。当時2歳の長男と0歳の次男という幼い子供2人を抱え不安でいっぱいの私に、上司が親身になって勧めてくれたのが育児休業制度でした。「父親はお前しかいないのだから、今は家族のそばにいてあげなさい。」という上司の力強い言葉に後押しされ、同年10月から約2か月間の年次有給休暇と半年間の育児休業を取得しました。病と闘う妻や幼い子供たちのそばにいられたことは大変ありがたく、利用して良かったと心から感じています。
Q 育児に対する周囲の理解度は?
妻の入院は思いがけない急な出来事でしたが、上司や同僚が自分の事のように心配し、仕事面や精神面においても全力でフォローしてくれました。支援制度の利用について体験談を交えて助言してくださったり、休業中にも電話で「元気にしているか」と気に掛けて頂いたりと、助け合いの精神が根付いていることを実感するとともに、気持ちが楽になって救われたことを鮮明に覚えています。妻が無事退院して私も職場復帰することができ、今後は私が受けた恩を周囲に返していくため、育児休業を利用した経験者として、これから育児や介護に励む方々を支えられる存在になりたいです。
Q 家庭円満のために心掛けていることは?
妻と私が互いに負担を抱え過ぎることがないように、育児も家事もできることは自分でやることを心掛けています。例えば、仕事に行く前に必ず一つ家事を済ませることや、毎日の食事に感謝して皿洗いは自分がすることをマイルールとして実践しています。また、それぞれ自分の時間を確保することも大切です。私が子供を見る日は妻が友人とランチに出掛け、逆に妻が子供を見る日は私が同僚とゴルフに行くなど、互いを尊重し合うことが家庭円満の秘訣であると感じます。もちろん家族4人で出掛けることも多く、最近は4歳と2歳に成長した子供たちや妻と一緒にキャンプを楽しんでいます。