VOICE
先輩の声スポーツ施設業界
PROFILE
一人ひとりの、わたしらしさ。
警衛課 警衛第一係
巡査長
2017年入庁 東京都出身
2017年 | 入庁 大森警察署 地域第三係 |
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2019年 | 白バイ乗務員養成講習 |
2020年 | 第九方面交通機動隊 第三中隊 |
2022年 | 白バイ取締時における受傷事故防止訓練 |
2023年 | 緊急自動車運転技能者専科 |
2023年 | 警衛課 警衛第一係 |
幼少期から水泳を習っており、大学ではライフセービング部で水辺の事故を防ぐための人命救助活動に励んでいました。それらのスポーツ経験で培った体力や気力を生かしたいという思いから、前職は都民の健康づくりを支援する公益財団法人に勤務。安全かつ快適なスポーツ施設の環境を整備したり、子供から高齢者まで様々なニーズを満たすプログラムや教室を企画運営したりと、お客様が楽しみながら健康増進を図る姿を間近で見られることに魅力を感じていました。
消防士や警察官として働く大学時代の友人たちから、人の命を守る仕事のやりがいを聞いたことが転職を考えたきっかけです。もともとテレビで見た箱根駅伝を先導する白バイ隊員に憧れがあり、生まれ育った東京で警察官になることを決意しました。入庁から2年半が経った2020年に目標としていた交通機動隊への配属が決まり、さらに白バイ特別訓練員に選抜され、厳しい訓練を経て出場した警視庁白バイ安全運転競技大会では個人の部で優勝することができました。運転技術に自信が付くと同時に、安全な交通社会を実現する責務を胸に刻む経験となりました。
天皇皇后両陛下及び敬宮殿下の御身辺の安全を守ることが、私たち警衛第一係の使命です。皇宮警察と連携を密にしながら、白バイによる先導や車列の運転に従事しています。失敗は決して許されない責任の大きい仕事ではありますが、何事もなく任務を遂行した時には大きな達成感が得られます。2023年12月に上皇陛下が90歳の誕生日を迎えられ、天皇皇后両陛下が祝賀のため仙洞御所を御訪問なさった際の警衛で初めて白バイの先導を務め、緊張しながらも無事に任務を全うすることができました。現在唯一の警衛課女性警察官白バイ乗務員として、天皇陛下および皇族の御動静に従事させていただけることは、これまでの人生で最大の誇りです。
前職からの「向き不向きではなく前向きに」という信条は、警察官として働く今も一番大切にしています。プレッシャーも大きいですが、同僚や先輩方に助言をいただきながら、何事にも前向きに一生懸命取り組んでいます。これからも経験と訓練を積みながら白バイの運転技術向上に努め、また将来的には警衛の計画立案や指揮を執る立場にも立てるよう、「人のために」という初心を忘れず努力し続けていきます。