刑事警察 知能犯捜査
詐欺被害者に寄り添い、
被疑者を検挙する。
PROFILE
練馬警察署 知能犯捜査第二係
巡査部長
群馬県出身
2016年入庁
- 2017年
- 城東警察署
- 2020年
- 昇任巡査部長に昇任
- 配置換練馬警察署 地域第四係
- 2022年
- 研修等刑事任用科
- 鑑識係
- 暴力団対策第一係
- 2023年
- 知能犯捜査第二係
- 2025年
- 研修等サイバーセキュリティ研修
入庁の経緯と現在の仕事
大学卒業後に民間企業に就職し、約3年間、宝飾品の営業をしていました。幸せのお手伝いをする仕事もやりがいがあったのですが、より広く社会に貢献したいと考えるようになりました。子供の頃から刑事ドラマを見て憧れていた警察官への転職を決意し、首都である東京で日本を守りたいと警視庁を志望しました。現在は、刑事課知能犯捜査係の刑事として、贈収賄、選挙違反、詐欺、横領、背任等の知能犯事件の捜査に従事しており、その中でも、主にオレオレ詐欺のような特殊詐欺事件を担当しています。
担当業務のやりがい
私はこれまで、鑑識や暴力団対策などの部署を経験してきました。それらは全て現在の担当業務にも生かされています。特殊詐欺事件では、背後に暴力団が関わっていることが多くあり、私が携わった事件でも、発生場所や捜査の過程で浮上した関係者から、暴力団の関連がある可能性に気付き、解決に役立てることができました。刑事という職種は「警察官は犯罪者を捕まえ、社会正義に貢献するもの」という私の信念に合致しており、被疑者を検挙した時には、大きなやりがいを感じます。これからも目の前の事件に対して、自分の経験や知識などから何ができるか真剣に向き合い、より多くの被疑者を検挙していきたいと思っています。




仕事をする上で大切にしていること
特殊詐欺の被害に遭ってしまった方は、金銭的な被害だけでなく、被害者自身、「こんなにニュースでやっているのに、なぜだまされたのか。」と自分を責め、時には周囲からも非難されてしまうことがあります。精神面でのダメージに配慮し、必要以上に自分を責めることのないようにフォローの言葉を掛けるようにしています。そして被害者のためにも、被疑者の検挙に全力を尽くしています。
これからの目標
より大きな事件の指揮を担当できるように、警部補への昇任を目指すと同時に、部下の育成にも注力しています。部下の特性に合わせて指導方法を変えながら、自ら考え行動し、最適解を見出せるような捜査員になるよう指導しています。捜査員全体のレベルを上げ、1件でも多くの事件を解決していきたいと思っています。また、私自身、娘を持つ父親として、仕事と家庭生活のどちらも大切にしながら職務に励んでいるので、自分より下の世代がより働きやすく、誰もが活躍できる職場環境作りにも取り組んでいきたいと思います。
休日の過ごし方
長女と一緒に過ごすことと、読書が楽しみ!


妻が第二子を妊娠中なので、2歳の長女が思い切り体を動かして遊べるように、二人で公園などに出掛けます。平日の夜は一緒にいられないこともあるので、長女を寝かしつけるのも休日の楽しみです。第二子の出産に合わせて育児休暇も取得予定なので、今のうちに家事や育児をもっと覚えておきたいです。