刑事警察 国際犯罪対策
不良外国人組織を解明し、
日本の治安を守る。
PROFILE
国際犯罪対策課 第十対策係
巡査部長
愛媛県出身
2014年入庁
- 2014年
- 城東警察署地域課
- 2015年
- 研修等刑事任用科
- 2016年
- 刑事総務係
盗犯捜査第三係
強行班捜査係
- 2019年
- 昇任巡査部長に昇任
- 配置換赤羽警察署 盗犯捜査第一係
盗犯捜査第三係
- 2020年
- 研修等外国語委託研修(計3回)
- 研修等短期通訳実務研修
- 強行犯捜査係
- 2023年
- 配置換国際犯罪対策課 第十二捜査係
- 2024年
- 研修等ベトナム公安省主催ベトナム語コース派遣
- 2025年
- 第十対策係
入庁の経緯と現在の仕事
中学生のときに見たドラマがきっかけで警察官の仕事に憧れを抱き、高校生から柔道を始めました。大会や練習で警察官の方と接する機会も多く、ますます気持ちが強くなり、日本の首都で働きたいと考え、警視庁を第一志望としました。現在所属する国際犯罪対策課は関係機関と協力して外国人被疑者の検挙、摘発活動を推進するとともに、在留外国人の安全確保に向けた対策に取り組んでいます。その中で私は、不良外国人組織の情報や犯罪関連情報の収集・分析を行い、他係と共有して被疑者の特定につなげるほか、新たな不良外国人情報の収集を行っています。
担当業務のやりがい
以前担当した、外国人による組織的な詐欺事件は、被害額が多く、検挙しなければ被害者だけでなく日本経済にも悪影響を及ぼすおそれがありました。綿密な捜査の結果、被疑者らを検挙し、被害者の無念を晴らすことができた際には大きな達成感がありました。現在の対策係でも不良外国人組織を解明して壊滅を図り、日本の治安を守ることにやりがいと使命感を持って働いています。
また、私は捜査のためベトナム語を学んでおり、ベトナムでの研修も受けました。実際に、語学や現地で異文化に触れた経験が被疑者の取調べに役立っており、努力が仕事に直結したことでやりがいを感じました。




仕事をする上で大切にしていること
外国人犯罪組織の情報を収集するためには、係内でも情報を共有し、連携しながら捜査を進めることが重要です。人によって気付くポイントは異なっており、こまめな情報交換が捜査の進展につながることも多いため、ワンチームの精神を忘れず仲間と協力して捜査することを心掛けています。一方で、自主的に考え、積極的に行動することも大切にしています。上司の指示があってから動く捜査ではなく、自ら捜査方針を考えて動く捜査を意識し、その結果、事件解決につながったときには成長を感じることができました。
これからの目標
外国人による犯罪は今後ますます巧妙化していくと考えられるため、細やかな情報収集などいち早くその手口を把握する努力は欠かせません。外国人犯罪の検挙率を高めることは、犯罪目的で来日する外国人の入国抑止にもつながります。「日本を守る」という思いを胸に、自分にできることに精一杯力を尽くしていきたいです。また、昇任試験にも挑戦し、捜査指揮をする立場で自分の経験やスキルを生かしていきたいと思っています。
休日の過ごし方
愛猫のお世話と語学学習


警察署で働いていた時に引き取った猫と一緒に暮らしていて、休日は猫と遊んで癒されています。ほかには、ベトナム語の研修で知り合った友人とオンラインで話してベトナム語の練習をしたり、友人と食事に出かけたりして過ごしています。長期休暇には国内外へ旅行にも出掛けます。