VOICE
先輩の声PROFILE
一人ひとりの、わたしらしさ。
第一自動車警ら隊 第五中隊
巡査長
埼玉県出身
幼い頃からプロ野球選手を目指して野球漬けの日々を送ってきました。主なポジションはキャッチャーで、バッターの表情や仕草から行動を予測し、ピッチャーのコンディションや性格など複合的に配球を判断する勝負を重ねてきたことで、日頃から人を観察する姿勢が身に付きました。この経験は小さな不審点を見逃さず被疑者を検挙する今の仕事に生かされています。
2017年 | 入庁 渋谷警察署 地域第四係 |
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2019年 | 警察署パトカー勤務員自動車警ら隊入隊実習 |
2021年 | 第一自動車警ら隊 第五中隊 |
大学時代のケガで14年間続けていた野球ができなくなってしまった時にふと目にしたのが、テレビの中で職務質問により被疑者を検挙する警察官の勇ましい姿でした。そして野球のプロフェッショナルになる夢から、職務質問のプロフェッショナルになろうと考え、人口が集中する首都・東京で警察官になる道を選びました。第一自動車警ら隊はパトカーの機動力を生かし、渋谷等の繁華街や閑静な住宅街におけるパトロールに当たっています。職務質問によって被疑者を検挙し、犯罪を抑止することで、都民・国民の不安を解消することが使命です。
「犯罪は絶対に許さない」という強い思いを胸に、重大な事件が発生する前に犯罪の芽を摘み、国民の暮らしを守る仕事を誇りに感じています。薬物乱用者に職務質問した際には、被疑者から「捕まえてくれてありがとう」と感謝されたことがあり、街の治安だけでなく、薬物依存を断ち切るきっかけにもなったと実感しました。2024年1月に発生した能登半島地震の被災地支援では、空き巣による盗難被害等を防ぐためにパトロールを実施し、被災地の方々から「不安が和らぎました。」と感謝の言葉を頂きました。都民・国民の温かい声が仕事の原動力です。
職務質問は状況や対峙する相手によって求められる対応が様々であるため、仲間の応援に駆け付けた時に、仲間から自分とは異なる対応の仕方を学ぶことや、反省点を次に生かすため、毎日の振り返りを欠かさずに行うなど、日々スキルアップに努めています。また、地域住民に不安を与える連続性の高い事件等においては組織一丸となって検挙活動に当たるため、強いチームワークが欠かせません。仲間たちとは日頃から密に情報を共有し、禁制品などを所持している人の特徴といった仕事の話から、プライベートの何気ない話まで、何でも相談し合える関係性を築いています。
これからも数多くの職務質問の現場を経験し、自分自身に足りないスキルを把握して習得に努めることで、職務質問のプロフェッショナルを目指していきます。不審点を見逃さず、一人でも多くの被疑者を検挙することで、世界一安全な都市・東京を実現する一助となりたいです。
6:30 | 起床、朝食 |
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8:30 | 出勤、指示連絡 |
9:00 | 出向前車両点検、作戦会議 |
10:00 |
パトカーによる警ら (覚醒剤取締法違反被疑者の検挙) |
12:30 | 休憩、昼食 |
13:30 | 事件書類作成 |
16:00 | 帰隊、車両整備 |
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16:30 | 書類作成、反省検討会議 |
17:15 | 退庁 |
19:00 | 帰宅、夕食 |
20:00 | 家族との団らん |
24:30 | 就寝 |
家族と過ごす時間を大切にしており、幼い子供たちの育児に奮闘しながらも小さな成長を目にするたびに喜びを感じ癒やされています。また同僚と一緒に、趣味の釣りやゴルフに出掛けてリフレッシュする時間も大切にしています。子供たちがもう少し大きくなったら家族でアウトドアを楽しみたいです。