VOICE
先輩の声PROFILE
一人ひとりの、わたしらしさ。
鉄道警察隊 第一中隊
巡査長
長野県出身
幼少期から約10年間水泳を続け、どんな時にも日々の練習を欠かさず、中学生のときには皆勤賞をいただきました。水泳を通して体力はもちろんのこと粘り強さも培われました。機動隊に所属していた際には、厳しい訓練を乗り越えてレスキュー初級の検定試験に合格するなど、持ち前の粘り強さは様々な場面で生かされています。
2017年 | 入庁 |
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2018年 | 成城警察署 地域第二係 |
2020年 | 第三機動隊 第二中隊 |
2021年 | 鉄道警察隊 第一中隊 |
2024年 | 職務質問指導員講習 |
幼い頃から人を守る存在になりたいと漠然と考えていたところ、テレビ番組を見て、困っている人のもとにいち早く駆けつける警察官の仕事に興味を持ちました。地元県警察も受験しましたが、警察組織で最大規模を誇り、数多くの職種がある警視庁で様々な経験を積みながら自分が極めたいと思える仕事を見つけたいと考え、入庁を決めました。鉄道警察隊は、東京・新宿・上野・立川の各駅に分駐所があり、都内全域の鉄道施設内における人々の安全を守る役割を担っています。駅構内の不審者に対する職務質問、痴漢や盗撮をはじめとした犯罪の取締りのほか、車両内をパトロールする列車警乗や要人の移動を警護する警衛警護などが主な業務です。
世界中の人々が行き交う東京の駅構内において職務質問を行うことで、凶悪な犯罪者を検挙し、日本の治安維持に貢献できることがやりがいです。不審者に職務質問をした時、所持品検査を拒否され続け、相手方の仲間が集まってくるなど緊迫する場面もありましたが、隊員や直近の警察署員などと協力して組織一丸となって対処し、覚醒剤取締法違反で逮捕することができました。駅構内での職務質問は行き交う人々の安全に特段の注意を払う必要があるため、日頃から仲間たちと綿密なシミュレーションをして業務に当たっています。
私たち鉄道警察隊のもとには、痴漢や盗撮などの被害に遭い、心に深い傷を負った方からの相談が多く寄せられます。性犯罪の被害者は女性であることが多く、涙を流して言葉を詰まらせる人も少なくありません。同じ女性として心情に寄り添いながら時間をかけて話を聞くことを心掛けています。鉄道を利用した女性が被害者となった事案では、他府県警察とも連携しながら被害者の安全を確保し、速やかに被疑者を逮捕しました。とても怯えた様子の被害者を目の当たりにし、女性を脅かす犯罪は決して許さないと、改めて胸に誓った忘れられない経験になりました。
私の理想は、どんな時にも冷静さを保ち、誰に対しても丁寧な応対をする警察官です。これからも鉄道警察隊の一員として様々な経験を積み、予想外の出来事にも対処できる冷静さと、都民国民だけでなく、観光等で来日する外国の方々にも安心感を与えられる存在を目指していきたいです。そしてここで得られた知識や技術を後輩に継承し、女性警察官の活躍の場をもっと広げていくことが目標です。
5:00 | 起床、朝食 |
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6:30 | 出勤、指示連絡 |
7:00 | 列車内の警ら |
9:00 | 被害者からの聴取 |
12:00 | 休憩、昼食 |
13:00 | 駅構内の警ら |
15:00 | 帰隊、書類整理 |
15:15 | 退庁 |
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17:00 | 帰宅 |
18:00 | ランニング |
20:00 | 夕食、家事 |
22:30 | 就寝 |
休日はのんびり過ごすことが多く、サウナや温泉施設に行ったり、釣りをしたりすることがマイブームです。また、緑豊かな公園をジョギングしたり、録画したテレビドラマを見たりと、リラックスすることで心身のコンディションを整えています。