令和7年度 警視庁採用サイト

VOICE

先輩の声

刑事警察鑑識

現場に残る指紋から 事件を解決に導く 証拠を見付け出す。

刑事警察 鑑識

PROFILE

一人ひとりの、わたしらしさ。

レスリングで磨かれた初志貫徹の精神力

鑑識課 指紋照合第一係
巡査長
青森県出身

オリンピック出場経験のある親族の影響で、幼少期から大学生までの学生時代の全てをレスリングにささげてきました。全日本大学選手権では初のタイトルを獲得し、努力の積み重ねが報われる達成感を味わいました。警察官として働く今、目標を成し遂げるまで諦めずに努力し続ける精神力が生かされていると感じています。

2016年 入庁 富坂警察署 地域第二係
2018年 組織犯罪対策任用科
2020年 鑑識課 第二現場鑑識係
2023年 現場指紋係 指紋照合第一係

入庁の経緯と現在の仕事

レスリングの試合会場等で警視庁レスリングクラブの方々と接する機会があり、警察官としてもスポーツ選手としても高みを目指して日々の鍛錬に励む姿に憧れを抱きました。就職活動では民間企業の実業団に所属することも考えましたが、レスリングで培った体力を人々のために役立てたいと考え警視庁に入庁しました。鑑識課は事件現場に残された指紋や足跡などの犯罪の証拠となる各種資料を採取し、最新の検査機器による選別・対照により事件解決につなげる役割を担っています。私は被疑者への結びつきが特に強い指紋を扱っており、「被害者とその御家族の無念を必ず晴らす」という強い思いを胸に、一つ一つの指紋と向き合っています。

担当業務のやりがい

殺人や強盗など重大事件の現場に臨場して遺留指紋を採取・選別・対照し、捜査員と力を結集して、早期に事件を解決に導くことが何よりのやりがいです。何気ないことから証拠の発見に至ることもあるため、普段からどんな物事にも興味と疑問を持つことを心掛けています。事件現場では「被疑者は何を考え、どのように行動したのか」と想像力を働かせることはもちろん、私生活でも「指紋認証の仕組みはどうなっているのか」など興味を持つことで、仕事に生かせる知識を修得してスキルアップに努めています。

仕事をする上で
大切にしていること

鑑識の指紋照合業務は、一つの指紋が事件の全容解明につながる一方、一歩間違えば捜査の方向性を大きく変え、混乱を生じさせることもある責任の大きな仕事です。経験豊富な先輩方を頼りながら、複数の係員で丁寧に確認することを徹底しています。また正確さと同時に、迅速さも大切です。指紋は付着する物や環境によって保存期間が大きく異なり、雨や湿度などの影響で消えてしまうこともあるため、正確かつ迅速な業務の遂行を心掛けています。

これからの目標

これまで鑑識課として様々な事件現場に臨場し、数多くの指紋の採取・選別・照合に携わってきましたが、指紋はとても奥深く学ぶことがたくさんあります。今後もさらなる専門性の向上に努めることで、鑑識業務に精通した刑事として一件でも多くの事件の真相を明らかにし、被害者とその御家族の無念の思いを晴らしていきたいです。

SCHEDULE

ある1日のスケジュール

6:30 起床、朝食
8:30 出勤
9:00 署からの照会対応
11:00 署からの問合せ対応
12:00 休憩、昼食
13:00 指紋の選別・対照
15:00 持込物件の選別・対照
17:15 退庁
19:00 帰宅、夕食
20:00 筋力トレーニング
22:00 昇任試験勉強
23:00 就寝

HOLIDAY

休日の過ごし方

仲間と総合格闘技で
汗を流す

ジム仲間と総合格闘技に励んだり、筋力トレーニングをしたりと、体を動かしてリフレッシュしています。また、カフェで読書を楽しむ一人の時間も大切にしています。最近はファイナンシャル・プランナーの資格取得を目指しており、人生の資金計画を立てることでワークライフバランスのさらなる充実を図りたいと考えています。

MY HERO TYPE

私のヒーロータイプ

堅実マイペース型ヒーロー

鑑識業務は専門性が高く、たくさんの経験を重ねて能力を高めていく向上心が必要です。地道な努力を継続して一つのことを突き詰める姿勢は、レスリングを通して培った私の強みであり、今の仕事に大いに生かされています。鑑識のプロフェッショナルである先輩方を目標に、今後も能力向上に励み続けます。

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ヒーロータイプは
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