VOICE
先輩の声PROFILE
一人ひとりの、わたしらしさ。
第九機動隊 第三中隊
巡査長
東京都出身
高校卒業までの10年間は野球に熱中し、大学から現在に至るまでアメリカンフットボールを続けています。どちらのスポーツもチーム競技であり、個々の力を結集して組織の力を高めていくことが肝心です。一人一人の能力が最大限に発揮されるようチームを盛り上げる明るい性格が、組織一丸となって働く今にも生かされています。
2019年 | 入庁 光が丘警察署 地域第一係 |
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2021年 | 第九機動隊 第三中隊 |
2023年 | G7広島サミット 特別派遣 |
2024年 | 大型運転免許取得講習 |
「スポーツで培った体力を人のために役立てたい」と考えた中で思い浮かんだのが警察官でした。警視庁には数多くの職種があり、さらに第九機動隊にはアメリカンフットボール部「警視庁イーグルス」があることを知り、これまでの経験を生かせると考え入庁を決めました。機動隊は、国会議事堂や総理大臣官邸、各国の大使館等の重要防護施設を常時警備し、様々な不法行為の未然防止に努めているほか、デモ行進の規制等を行う治安警備、花火大会等の大規模イベントにおける各種事故を防ぐ雑踏警備、地震や台風などの被災地への災害派遣等の各種警備活動に従事しています。
首都・東京には、国の中枢を担う多数の重要防護施設が存在し、世界中から多くの人々が集まり毎年数多くのイベントも開催されています。また2023年にはG7広島サミットの警備に従事するなど、世界的に注目される行事に派遣されることも多くあります。警備は事件や事故を起こさせないことが重要であり、そのためのトラブルを想定した綿密な準備が必要とされるなど苦労も絶えませんが、何事もなく無事に一日を終えることができた時の達成感はひとしおです。私たちの警備によって人々が安心できることがやりがいです。
警備の現場で何より大切なのは、組織力です。一人一人が力を合わせて強固な盾となり、人々の安全を守っています。だからこそふだんから何でも意見交換し合い、緊急時には息を合わせて対処できるよう、毎日欠かさず隊員たちと対話することを心掛けています。また現場で100%の力を出し切るためには日々の訓練が必要不可欠です。日頃から様々な場面を想定した訓練を実施することで、冷静な対応と連携でハロウィン警備や年末カウントダウン警備などを完遂することができました。
現在は、声の力で人々の安全を守る広報係の仕事にも挑戦しており、聞き取りやすい発声法や伝わりやすいアナウンスの方法を学び、機動隊員として仕事の幅を広げていきたいです。警視庁イーグルスは日本の社会人トップリーグ「Xリーグ」の1部リーグに所属しており、下位から上位カテゴリーへの昇格を目標としています。これからも練習に励み、組織力を磨いて仕事もアメリカンフットボールもより高みを目指していきます。
6:30 | 起床、朝食 |
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7:30 | 早朝術科訓練(柔道) |
8:30 | 出勤、指示連絡 |
9:00 | 警備訓練 |
12:00 | 休憩、昼食 |
13:00 | 警備教養 |
14:00 | 広報訓練 |
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16:00 | 運転訓練 |
17:15 | 退庁 |
19:00 | 筋力トレーニング |
20:00 | 夕食、昇任試験勉強 |
23:30 | 就寝 |
休日は隊員たちとアメリカンフットボール部の練習に励み、汗を流していますが、練習のない日は千葉県や神奈川県の海まで出掛けてサーフィンを楽しみリフレッシュしています。また長期休暇は旅行に行くことが多く、今年はグアムで綺麗な海と美味しいご飯を満喫してきました。