VOICE
先輩の声PROFILE
一人ひとりの、わたしらしさ。
八王子警察署 遺失物係
副主査
東京都出身
誰もが幸せに暮らせる社会になるよう協力し合う「福祉」に関心があり、大学では社会福祉を専攻しました。大学3年時に参加した社会福祉協議会の実習では、児童や高齢者、障害者、性的少数者などを取り巻く様々な社会の問題を実際に見聞きしたことで、困り事を抱える人の役に立つ仕事に就きたいという想いが明確になりました。
2010年 | 入庁 南大沢警察署 会計厚生係 |
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2014年 | 一般職員現任実務講習 |
2015年 | 人事第二課 採用第二係(現採用試験係) |
2018年 |
主任に昇任 警察行政職員主任任用科 |
2023年 | 副主査に昇任 八王子警察署 遺失物係 |
公務員として働く父の影響で、幼い頃から漠然と国民のために働く将来を想像していました。そして兄が警察官の道へ進んだことを機に警視庁に障害者採用があることを知り、車椅子で生活する自らの経験や視点を、困り事や悩み事を抱える人々の役に立てたいと考え入庁しました。現在は遺失物係で、遺失届・拾得届の受理や落とし物の調査・返還等のほか、係長として一緒に働く係員の業務管理や遺失物書類の決裁等を担当しています。車椅子で困ることがあっても必ず誰かが手を差し伸べてくれる温かい職場で、安心して業務に励むことができています。
遺失物業務は都民と直接接する機会が多く、落とし物を無事に返還できた時にいただく感謝の言葉にやりがいを感じます。先日、ボールペンを落としたという遺失者に拾得物として届けられていたボールペンを返還したところ「亡くなった親の形見で、本当に大切なものです」と涙ながらに喜ばれたことがありました。私たちには数ある落とし物の一つでも、遺失者にとっては二つとない大切なものかもしれないことを改めて実感すると同時に、一つ一つの業務に丁寧かつ真摯に向き合う大切さを胸に刻む経験となりました。
財布やスマホ等の生活必需品から、犬や猫等の動物、買い物袋やスーツケースまで、警察署には様々な種類の落とし物が毎日数多く届きます。それらをいち早く遺失者へ返還するために、何事にも真摯に向き合い、丁寧な仕事をすることを心掛けています。名前などの遺失者情報が記載されていない落とし物の遺失届が出されていないかをシステムで検索する際には、様々な角度から検索をするようにしています。また、遺失者から落とし物の特徴や落とした時の状況を聞く際には、必要となる正しい情報を引き出せるよう気を付けています。落とし物がきちんと手元に戻ってくる「安心」を、都民、国民、そして日本を訪れる外国人の方々に感じてもらうことが私たちの使命です。
遺失物業務は複雑な判断が求められる奥深い仕事です。より効率的かつ効果的に業務を進められるよう、さらなる経験を重ねてスキルアップに励みたいと思います。また周囲の仲間たちの協力や配慮への感謝を忘れることなく、署の予算を管理する歳出業務等これまで経験したことのない業務にも果敢に挑戦し、幅広い会計業務に精通した職員を目指していきます。
6:00 | 起床、朝食 |
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8:30 | 出勤 |
9:00 | 遺失届・拾得届の受理 |
10:00 | 拾得物調査 |
12:00 | 休憩、昼食 |
13:00 | 遺失物書類の決裁 |
15:00 | 都民からの問合せ対応 |
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17:15 | 退庁 |
18:30 | 帰宅、夕食 |
20:00 | ゲーム、映画鑑賞 |
23:00 | 就寝 |
長年の趣味であるゲームに没頭したり、映画やドラマを鑑賞したりと、のんびり過ごす休日が至福の時です。また音楽を聴くことも好きなので、大好きなロックバンドのライブ映像を見て盛り上がっています。昨年の夏は家族や友人と一緒に、久しぶりのワンマンライブに参戦。忘れられない思い出ができました。